この症例をどう診断する?・19
出題
pp.628
発行日 1967年5月10日
Published Date 1967/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201759
- 有料閲覧
- 文献概要
■症例
42歳 男 初診 4/5/66.
生来健康であつたが,昨年12月27日に急性扁桃腺炎で40℃の発熱を起こし,抗生物質の注射とクロマイを4時間ごとに服用して,4日目にやつと正常熱にもどつた。このときから,1週間に一度ぐらい,37℃前後の発熱をみたがべつだん気にかけず,なんの治療も受けなかつた。本年の3月2日,午後2時ごろ,急に悪感をおこし,発熱(38℃)をみた。このとき,右前胸部に息苦しい感じを訴えている。この胸部不快感は1日中つづいたが,血痰もなく,チアノーゼも認められていない。医師に往診を乞い,「肺炎」と診断された。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.