日本列島
看護教育の将来—岐阜
井口 恒男
1
1岐阜県衛生環境部
pp.213
発行日 1987年3月15日
Published Date 1987/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207441
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東海地方は関西地方や関東地方と並び,看護婦確保の困難な地域となっており,給与水準が民間に比べ低い公立病院ではより深刻な状況にある.供給をはるかに上回る需要により,各病院とも看護婦数の一割以上の新陳代謝がみられ,供給過剰気味の九州,四国方面と比べ,看護婦の平均年齢にも差があるように思われる.
ところで看護婦養成は,中学卒以上を対象とした2年課程の准看護婦と高校卒以上ないし准看護婦を対象とした2〜3年課程の看護婦の養成となっているが,専修学校他各種学校としての職業教育によるものが多い.岐阜県においては14校の准看護婦養成施設(2高校の衛生看護科を含む)と,高校卒後3年課程(一看)6校,准看護婦対象の2〜3年課程5校(1校は一看と同施設)計24施設で養成されているが,いずれも専修学校他各種学校であり,大学はない.
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