特集 呼吸器問題集—呼吸器疾患の糸口とミニマムエッセンスを知る
肺癌
Question 45 67歳男性.主訴「倦怠感」
峯村 信嘉
1
1三井記念病院総合内科
pp.1241-1242
発行日 2025年7月10日
Published Date 2025/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620081241
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
現病歴 半年前に急性発症の呂律困難にて行われた頭部CT検査で左前頭葉皮質下に広範に広がる低吸収域を認め,転移性脳腫瘍が疑われた.開頭腫瘍摘出術にて得られた検体の病理組織診は腺癌であり,縦郭リンパ節腫大を認めたことと併せて肺癌原発(非小細胞肺癌stageⅣ)の可能性が第一に考えられた.3カ月前から殺細胞性抗癌剤+PD-1阻害薬での治療が開始され,計4コースの治療が行われた.数日前からの倦怠感を主訴に外来を臨時受診した.
既往歴 特記すべき事項なし.
Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.