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特集 見逃してはならない腹部救急疾患の画像診断と治療
2．緊急処置を要する腹部救急疾患の画像診断と治療
-4）消化管穿孔（外傷以外）の画像診断
Radiological diagnosis of digestive tract perforation other than traumatic injuries
佐藤 次郎
1
J. Sato
1
1東京大学医学部附属病院放射線部
キーワード：
消化管穿孔
,
CT
,
腸管外ガス
,
気腹
Keyword:
消化管穿孔
,
CT
,
腸管外ガス
,
気腹
pp.715-718
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_715
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消化管穿孔は迅速な診断，治療介入が求められる病態であり，正確な診断にはマルチスライスCTが欠かせない．腸管外ガスを認識できる表示条件で，適宜thin slice画像や冠状断，矢状断と組み合わせて観察する．穿孔の直接所見は腸管外ガスの存在，腸管壁の不連続性，腸管内投与した造影剤の漏出であり，腸管壁の区域性肥厚や異常造影効果，穿孔周囲の脂肪混濁や液体貯留，腫瘍といった間接所見と組み合わせて穿孔部位の絞り込みを行う．
© Nankodo Co., Ltd., 2018
