循環領域にかかわる学会 日本臨床補助人工心臓研究会

1　当会の概要

1994年に空気駆動型体外設置型補助人工心臓（VAD）が保険償還されたことを受け，VADの臨床応用を普及させるため，1995年に当会は設立された．当会の目的は名称の通り，きわめて重症な心不全に対して，現在では確立した治療法となったVAD治療を適正に使用する技術や知識を普及させ，患者が全国で広く治療が受けられるようにすることである．当会は，VADを開発する企業や研究者，VADを臨床応用する医師（心臓血管外科医，循環器内科医），看護師，臨床工学技士，薬剤師など，非常に多くの職種を対象としている．