巻頭言
巻頭言
名取 礼二
1
1慈恵医大
pp.57
発行日 1955年10月15日
Published Date 1955/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905849
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最近物理の生物物理分科会が活溌な動きをみせている。
物理学者が生命の本態に興味をもち,その解析を試みることは決して珍らしいことではないが,従来はどちらかといえば生命の全機性の問題に関心がもたれ,具体的な事項の解決へ進んだものは少かつた。それが,個々の生命現象の分析を対象にして研究が進み,また纒つた学会として発展したのは確かに留意されてよい。
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