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第8回神経化学班談話会記事
佐野 豊
1
,
細谷 雄二
2
,
沖中 重雄
3
,
吉川 正己
3
1京都府医大野田解剖学
2大阪市立医大生理
3東京大学医学部沖中内科
pp.140-143
発行日 1954年12月15日
Published Date 1954/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905808
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口演要旨
神経分泌に関する一般的事項について,哺乳類(犬,兎,ハムスター,豹),鳥類(アヒル),両棲類(蛙)の標本を用いて説明した。
神経分泌物質は哺乳類,鳥類に於ては,視束上核及び副脳室核,両棲類では前視束核の神経細胞体内で作られる。これらの細胞は全てニツスル物質,神経原線維及び軸索突起を有する完全な神経細胞である。gomoriphilの物質が増加するにつれて,細胞体は大きくなり,Nissl物質はstaubigになる。
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