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チアンフェニコール Thiamphenicol/塩酸ピロヘプチン Piloheptine hydrochloride
斎藤 太郎
1
1関東遅信病院薬剤科
pp.1045
発行日 1975年10月1日
Published Date 1975/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917359
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〔商品名〕クロミックS・コーワ Chlomic S Kowa(興和),ネオマイゾン Neomyson(エーザイ)
〔作用〕グラム陰性・陽性菌,リケッチアおよび大型ウイルスなど広範囲に発育阻止作用を有し,抗菌力,スペクトルはクロラムフェニコールに匹敵するが,クロラムフェニコールのように生体内で容易に不活性化されず’高い血中活性濃度が得られ,尿中回収率が高い.また胆汁中における生物学的活性型の濃度も高く,更に組織内にもよく移行する.
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