モノグラフ
第22回日本病院学会 1972.5.25-26北九州市—病院医療の向上を目ざして
pp.820-821
発行日 1972年7月1日
Published Date 1972/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916362
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第22回本病院学会(会長杉岡直登九州厚生年金病院長)は5月25,26日の2日間ににわたって北九州市の小倉市民会館に約2000名の参加者を集めて開催された.
ことしの学会はパネルディスカッション“専門ナースの現状と将来”(司会前田マスヨ小倉記念病院総婦長)が話題を呼んだ.ここでは現代医療の中で果たす看護婦の役割と看護技術の高度化に伴う看護婦の専門化の問題が鋭く追求された.臨床看護の立場から吉岡ハツ子九州中央病院副総婦長が看護の専門化の現状を分析し今村節子鹿児島女子短大教授は教育制度との関係を論じ最後に森日出男国立京都病院医師が専門職としての看護婦の現状に疑問を投げかけた.特に研究体制の不備と卒後教育の充実を呼びかけた.そのほか看護管理に関する21の演題が発表された.
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