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!口絵が結ぶ縁かいな!
遠
pp.54
発行日 1961年9月1日
Published Date 1961/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202202
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今年の助産婦雑誌の2月号口絵は,御記憶の方も多いと思うが,とびぬけて鮮明な写真で「新しい産科病棟の新らしい試み」として国立京都病院の産科を紹介したがその後,本誌のデスク宛,一再ならず地方の助産婦さんから問い合せがあつた.どんな病院で,何床位あつて,待遇はどうなどと.そのつど,お答えできる事はお答えしているが,要するに,素敵だから勤めるのならそんな所へというのであろう.こんなことは,ここだけの事ではない.口絵も,この人手不足の時に際して,なかなか容易ならぬ役目を果してくれるものだという事である.雑誌寄稿は平凡な募集広告の及ばぬ実効があるという事でもある.
最近,国立京都病院を訪ねてみたが,写真そのままの清潔な整つた病院で,小原総婦長も森産科婦長も「受入態勢充分です」とのこと.こうした寄稿もまた歓迎したいと思う.
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