検査ファイル
尿ウロビリノーゲン
千田 葉子
1
1慶応義塾大学伊勢慶応病院中央臨床検査室
pp.846
発行日 1993年9月1日
Published Date 1993/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901684
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[1]生理
細網内皮系でヘモグロビンから分解されたビリルビンは,肝でグルクロン酸抱合されて小腸に送られる.腸内細菌で還元されるとウロビリノーゲン(UGと略)となり,一部は再吸収されて門脈に入る.肝臓に入ったUGは壊されまたは再び胆管を経て小腸に分泌される.一部は大循環に入って,腎臓で濾過され,1日に4mg以下は正常時にも尿中に出る.UG(無色)は徐々に酸化され,ウロビリン(暗褐色)に変化する.
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