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編集後記
久松 栄一郎
pp.46
発行日 1949年7月1日
Published Date 1949/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210142
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「病院」が生れるまで—編集後記として
凡そ10年ほど前のことであったが,医療問題,國民保健問題に就いて大いなる關心をもつてゐる青年医師達が集つて,我國病院問題について幾夜も幾夜も討議したのであった。その時の結論として,医療の中心はどうしても病院におかねばならない。病んでゐる人の最後の防砦は病院であって,此の病院が人的にも,物的にも完備せられ,而も國民一般の負担に堪へられる樣な経営がなされることが最も願はしいといふことであった。
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