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編集後記
守屋
pp.56
発行日 1953年6月1日
Published Date 1953/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200666
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○鳴物入りの総選挙も終つたが,ふたをあけて見ると若干の左派の進出を見たのみで,大勢はやはり自由党にある事になつた。しかし選挙民も段段と,批判的になつて来ているのは争えない事実であつて,殊に6年前無批判に組識からおされた参議員選挙も結局は人にある事がわかつて来た様だ。ここらで看護婦代表も次の新人が現われる事が必要であろう。
○薬系からは衆望を負つて,高野一夫氏が出て来たが氏は有名な医薬分業論の鬪士であるのでいずれその方の活動が始るであろうが,元来が医薬分業の方が合理的である事はあるが単に医師の調剤権禁止と云う独善的な案でなく,日本の実情に即した大衆のついて行ける様な分業論であつてほしい。
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