--------------------
編集後記
石原 立
1
1大阪国際がんセンター消化管内科
pp.361
発行日 2025年3月25日
Published Date 2025/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.053621800600030361
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
食道の炎症性疾患には,逆流性食道炎に加えて,好酸球性食道炎,感染性食道炎,薬剤性・腐食性食道炎,炎症性腸疾患や自己免疫性疾患に伴う食道病変など,多岐にわたる疾患が存在する.本号では,これらの疾患を幅広く取り上げ,その成因や病理所見,内視鏡などの画像所見について解説した.
序説では,「胃と腸」誌における食道炎の歴史が詳説されている(春間論文).非腫瘍性食道疾患が最初に主題として取り上げられたのは第7巻10号(1972年)と50年以上前にさかのぼることや,1983年には逆流性食道炎,2011年には逆流性食道炎を中心とした食道炎,2018年には好酸球性食道炎が,それぞれ主題として取り上げられたことが紹介されている.「胃と腸」誌の長い歴史の中で,やはり腫瘍性疾患が中心に取り上げられ,食道炎に関する特集が少なかったことに気づかされた.

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.