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マンガでわかる免疫学

マンガでわかる免疫学
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筆頭著者 河本 宏(著) しおざき 忍(作画) ビーコムプラス (制作)

オーム社

電子版ISBN

電子版発売日 2020年3月16日

ページ数 272

判型 B5変

印刷版ISBN 978-4-274-05009-1

印刷版発行年月 2014年6月

DOI https://doi.org/10.34432/9784274050091

書籍・雑誌概要

複雑な免疫のしくみを「マンガでわかる」シリーズでスッキリ理解!

私たちの体には、感染や病気などから体を守るためのしくみ“免疫”が備わっています。本書は、免疫反応の基本的なしくみから、感染症、自己免疫病、アレルギーや、現在関心の高い移植医療などについて触れています。難解な免疫のしくみは、マンガと文章解説でわかりやすく紹介し、読みごたえたっぷりの入門書となっています。

目次

プロローグ
第1章 免疫反応ではたらく細胞たち
1-1 そもそも免疫とは?
1-2 白血球イコール免疫細胞
1-3 体を守る3つの仕組み
フォローアップ
免疫細胞のつくられるところ、はたらくところ
第2章 獲得免疫系の仕組みの根本原理
2-1 自然免疫系と獲得免疫系の違い
2-2 獲得免疫系の5つの特徴 
2-3 抗体レセプターの認識様式
Column 抗体の定義
フォローアップ
抗体の働き
抗原とエピトープ
バーネットのクローン選択説
第3章 自然免疫系による病原体の感知
3-1 自然免疫系の反応
3-2 自然免疫系の全体像
3-3 病原体を攻撃する仕組み
3-4 病原体を感知して警報する仕組み
3-5 自然免疫系から獲得免疫系への橋渡し
フォローアップ
補体について
インターフェロン
無脊椎動物は自然免疫系だけ
ヤツメウナギの有する獲得免疫系
第4章 抗原特異的な反応の仕組み
4-1 免疫反応の役者たち
4-2 細胞の連携の仕方
4-3 病原体に特異的な産生が起こる仕組み
4-4 細胞性免疫の仕組み
フォローアップ
MHCクラスⅠとクラスⅡについて
T細胞とB細胞は病原体の違うところをみていても協同できる
サイトカインと副刺激分子の役割
第5章 多様性の作られ方と自己寛容の成立
5-1 抗原レセプターはとても多様
5-2 多様性と自己寛容
5-3 負の選択:発生過程で起こる自己寛容
5-4 正の選択:はたらける細胞を選ぶ仕組み
5-5 末梢で起こる自己寛容
フォローアップ
T細胞レセプターの構造と遺伝子再構成
抗体分子の構造と遺伝子再構成
T細胞レセプターへの刺激の入り方
胸腺の中でのヘルパー細胞とキラーT細胞への分岐
造血幹細胞からT細胞やB細胞になるまでの道程
ナチュラルキラー(NK)細胞
第6章 抗体産生が起こるまでの仕組み
6-1 リンパ液の流れ
6-2 リンパ液・脾臓・パイエル板の配置
6-3 リンパ球の巡回ルート
6-4 リンパ節の構造
6-5 クラススイッチ
6-6 親和性成熟―抗体の品質向上
フォローアップ
免疫記憶の仕組み
リンパ球の移住のメカニズム
親和性成熟のメカニズム
脾臓の構造
各クラスの免疫グロブリンの機能と分析
クラススイッチの仕組み
T細胞のヘルプがなくてもつくられる抗体
第7章 感染症と免疫細胞の分業
7-1 感染症の種類
7-2 ヘルパーT細胞の分業
フォローアップ
サイトカインが細胞の種類を決める
新しく発見された自然リンパ球
感染症のかかりやすさ
γσT細胞とNKT細胞
ワクチン
腸管の免疫
第8章 がんに対する免疫
8-1 がんとは?
8-2 免疫はがん細胞を排除してくれない
8-3 がんに対して免疫反応は起こるが抑制されている
フォローアップ
免疫はがん細胞を殺す能力を有している
その他の免疫療法
第9章 アレルギーと自然免疫疾患
9-1 アレルギーとは?
9-2 アレルギーの発症機序
9-3 自己免疫疾患とは?
9-4 自己免疫疾患が起こる仕組み
9-5 自己免疫疾患の種類
フォローアップ
古典的なアレルギーの分類法
衛生仮説は正しいか?
アナフィラキシー
アレルギーの治療
他の自己免疫疾患
自己免疫疾患とは考えられていない炎症性疾患
自己免疫疾患とHLA型の相関
第10章 移植医療・再生医療と免疫
10-1 移植免疫の大原則
10-2 移植されたT細胞が宿主を攻撃する
10-3 マイナー抗原
10-4 再生医療とは?
10-5 iPS細胞の登場
10-6 iPS細胞バンクの構想は移植の法則に基づいている
フォローアップ
移植片に対する免疫反応の概要
iPS細胞の問題点
iPS細胞技術をがんの免疫療法に応用する
エピローグ