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INTENSIVIST Vol.11 No.3 2019

特集:栄養療法アップデート 後編

INTENSIVIST Vol.11 No.3 2019
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メディカル・サイエンス・インターナショナル

電子版ISBN 978-4-8157-0072-0

電子版発売日 2019年7月22日

ページ数 201

判型 A4変型

印刷版ISBN 978-4-8157-0088-1

印刷版発行年月 2019年7月

書籍・雑誌概要

特集:栄養療法アップデート 後編

目次

本邦ICUでの栄養療法:改善は,己を知り,隗より始めよ

  東別府 直紀 神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科/NST

  Marianna Sioson Section of Nutrition, Department of Medicine, The Medical City

  Daren K Heyland Queen’s University, Internal Medicine

           /Critical Care, Clinical Evaluation Research Unit,

           Kingston General Hospital



Part Ⅲ.ガイドライン解説

1. ガイドラインから見た栄養療法:

質の高い研究が少ないため,明確な推奨を提示しにくいのが現状

  真弓 俊彦・首藤 瑠里・大坪 広樹 産業医科大学医学部 救急医学講座

2. 重症患者における栄養ガイドライン:

国内外の各ガイドライン間での相違点:

ガイドラインも1文献,実臨床への適用には批判的吟味が必要

  佐藤 仁信 国立循環器病研究センター病院 集中治療科

  安田 英人 鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科



Part Ⅳ.栄養療法における生理学-生理学に基づいたアウトカムとは

1. 栄養療法における生理学に基づいたアウトカム:

低栄養が身体に及ぼす影響および侵襲のメカニズムoverview

  東園 和哉 東京大学医学部附属病院 胃食道外科・乳腺内分泌外科

  深柄 和彦 東京大学医学部附属病院 手術部

2. 侵襲が腸管に及ぼす影響:多彩な腸管の役割の重要性

  福島 亮治 帝京大学医学部 外科学講座

【コラム】ICUにおけるNST,栄養士専従の効果:

重症患者の栄養管理の標準化と質の担保をめざして

  須賀 将文・瀬尾 龍太郎 神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター

  東別府 直紀

【コラム】ICUにおける摂食嚥下障害:

抜管後摂食嚥下機能評価のプロセスを理解し,病態ごとの対応を

  常峰 かな 京都大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

  東別府 直紀



Part Ⅴ.病態生理・生化学に注目したこだわりのある栄養療法

1. CO2が上昇しているCOPD患者における栄養療法:

エビデンスがないなら,してはいけないことから考えよう

  伊藤 次郎・東別府 直紀 神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科/NST

2. 乳糜胸患者に対する栄養療法:乳糜胸患者では脂肪制限すべきか?:

有効との結果もあるが,エビデンスの質は低いのが現状

  佐藤 仁信・安田 英人

3.短腸症候群に対する栄養療法:切除部位と欠乏し得る栄養素を考慮して計画を

  八幡 謙吾 JA広島総合病院 栄養科

  櫻谷 正明 JA広島総合病院 救急・集中治療科

4.急性膵炎に対する栄養療法:絶飲食は昔のこと,今や早期に経腸栄養を

  堀部 昌靖 Mayo Clinic, Gastroenterology and Hepatology

5.AKIおよび持続的血液浄化療法時における栄養療法:糖とタンパク質投与をどう考えるか

  佐藤 武揚 東北大学病院 高度救命救急センター

6.肥満患者での栄養療法:痩せてほしいのはやまやまだが,単純な栄養制限は死につながる

  井上 和茂 国立病院機構災害医療センター 救命救急センター

7.るいそうでの栄養療法:経口・経腸栄養が基本だが,経静脈栄養を考慮する場合もある

  宮城 朋果 横須賀市立うわまち病院 栄養科

  牧野 淳 横須賀市立うわまち病院 集中治療部

【コラム】医薬品と食事:日本の保険診療での経腸栄養の2つの枠組み:

経腸栄養が医薬品と食事で投与されている弊害,最新の傾向

  堤 理恵 徳島大学大学院 医歯薬学研究部 代謝栄養学分野



●Pro-Con 私ならこうする

3.熱傷患者の栄養療法ではCurreriの式を使う

Pros:推算の見積りを適宜修正することで有用なツールとなる

  三好 ゆかり・近藤 豊 順天堂大学医学部附属浦安病院 救急診療科

Cons:エネルギー制限が重視されつつある昨今では,もはやCurreriの式は用いるべきでない

  苛原 隆之 川口市立医療センター 救命救急センター

  佐藤 格夫 愛媛大学大学院医学系研究科 救急航空医療学

4. CKD患者が重症になってもタンパク質をfull feedingとする

Pros:問題はCKDというより病態です

  柴田 純平・西田 修 藤田医科大学医学部 麻酔・侵襲制御医学講座

Cons:CKDガイドラインに則りタンパク質投与量を制限する

  伊藤 秀和 愛知県医療療育総合センター 麻酔科

  祖父江 和哉 名古屋市立大学大学院医学研究科 麻酔科学・集中治療医学分野



おわりに:栄養療法のChampionたちへ

  東別府 直紀



連載

■Lefor’s Cornor

第33回:Vascular Access and Hemodynamic Monitoring Part XIV.

Arterial Lines V:Complications of Radial Artery Catheterization

  Kumiko Chino Department of Anesthesiology, University of Utah Medical Center

  Saya Chiba・Alan Kawarai Lefor Department of Surgery, Jichi Medical University

■医系技官とはどういうもので,何をしているのか

仕組みを作る,参加する

  志馬 伸朗 広島大学大学院医系科学研究科 救急集中治療医学

厚生労働省官民人事交流者としての医系技官経験

  細川 康二 広島大学大学院医系科学研究科 救急集中治療医学

医療行政を垣間見る

  飯塚 悠祐 自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科

■え?知らないの?気管・気管切開チューブ

〈シリーズ構成:森實 雅司 済生会横浜市東部病院 臨床工学部〉

  荒田 晋二 JA広島総合病院 臨床工学科

■国際学会へ行こう!

iSRRS annual meeting

  奈良場 啓 日立総合病院 救急集中治療科

■第9回JSEPTICリハビリテーション部会セミナー体験記

ガイドラインや論文の読み方と臨床への活かし方

  野々山 忠芳 福井大学医学部附属病院 リハビリテーション部

■JSEPTIC簡単アンケート

第31回:ICUでの気管切開術とその後の管理

  片岡 惇 練馬光が丘病院 救急集中治療科

■集中治療に関する最新厳選20論文

  吉田 英樹 聖マリアンナ医科大学 救急医学

  柳井 真知 神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター

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