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地域で働く作業療法士に役立つ発達分野のコンサルテーションスキル

地域で働く作業療法士に役立つ発達分野のコンサルテーションスキル
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筆頭著者 岡田 貴富(監修) 松本 政悦 酒井 康年 本間 嗣崇 (編集)

相模原市立療育センター陽光園 作業療法士 よこはま港南地域療育センター 作業療法士 うめだ・あけぼの学園 副園長 作業療法士 神奈川県立座間養護学校 作業療法士

三輪書店

電子版ISBN

電子版発売日 2019年10月28日

ページ数 164

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-89590-633-3

印刷版発行年月 2018年8月

DOI https://doi.org/10.18937/9784895906333

書籍・雑誌概要

作業療法士のこれからの働き方 ! コンサルテーションスキル必須の時代へ !

2018年のトリプル改訂の内容やOT協会が推進するMTDLP(生活行為向上マネジメント)に鑑みても、これからの作業療法士には地域で活躍するための「マネジメントの観点」と「コンサルテーションスキル」が必須の時代が、すぐそこまできている。直接作業療法の提供だけでは、地域でニーズを抱える子どもたちへ作業療法のエッセンスを届けることは難しい。直接作業療法のスキルとは異なるスキルを学び、身につける必要がある。
本書では執筆者たちの失敗事例とその解説を通して、わかりやすくコンサルスキルの理論と実践のノウハウを伝えている。また先達による座談会は実践者ならではの臨場感が伝わり、読みごたえ抜群である。作業療法士が、今後地域で求められる職種となるためにも読んでおきたい1冊。

※本書におけるコンサルテーションスキルとは
対象となる子どもの困難な問題に直面している先生等をクライアントとして、OTが評価した内容に基づき、課題を評価・整理し、解決に向けて相談者をエンパワメントする間接的作業療法のスキル

目次

はじめに・・・松本政悦

第1章 事例―失敗編
事例1『強がりな担任と弱気なコンサルタント!』・・・松本政悦
事例2『一方的なコンサルテーション』・・・松本政悦
事例3『相談対象者はひとりではない!』・・・本間嗣崇
事例4『認めてほしい担任と駆け出しコンサルタント』・・・松本政悦
事例5『学習指導要領に忠実な担任』・・・松本政悦
事例6『提案がまったく採用されない!』・・・本間嗣崇
事例7『保護者と担任の方針が全然違う!』・・・松本政悦
事例8『ルールがわからなかった!』・・・本間嗣崇
事例9『作業療法士が、何も言わずに帰って行った』・・・松本政悦
事例10『やさしい偏食指導』・・・松本政悦
事例11『虐待を受けていた子どものコンサルテーション』・・・松本政悦
事例12『子どもへの関わりが乱暴にみえた担任』・・・松本政悦
事例13『ほかの子もみてほしいんですけど…』・・・本間嗣崇
事例14『使っている言葉が違う!』・・・本間嗣崇

第2章 『セラピストのためのコンサルテーション』・・・酒井康年
2―1 セラピストモデルとコンサルテーションモデル
 1 はじめに
 2 セラピストモデル
 3 機関同士の連携・協働モデル
 4 コンサルテーションモデル
 5 メッセンジャーモデル
 6 健診参加モデル
2―2 コンサルテーションの目的、クライアントの定義づけ
 1 コンサルテーションモデルにおける対象者とは誰か
 2 コンサルテーションの目的
2―3 リハビリテーションにおけるコンサルテーションモデルの進め方
 1 訪問する前に確認すること
 2 訪問した時に把握すること
 3 主訴を聞き取る
 4 コンサルテーションとして行う行動観察
 5 行動観察するうえで観察する際の自分の価値観を知る―主観と客観
 6 行動観察後に確認をする
 7 対応策を検討する
 8 検討した具体案を提案する
2―4 コンサルテーションを提供するうえでの現実
 1 使っている言葉が違う!!
 2 自分の感覚で話を聞かない
 3 「いつも」「必ず」「絶対」という言葉に気をつける
 4 クライアントの風土
 5 「苦労をわかってほしい」「育ってきたことを認めてほしい」
 6 「ほかの子も見てほしいんですけど、だめですか?」
 7 「ほかにもっとすべきことはないですか?」
 8 「今日はすこぶる調子がよかった。別な日に来てほしい」
 9 病院・施設で担当しているケース

第3章 事例―解決編
事例1『強がりな担任と弱気なコンサルタント!』・・・松本政悦
事例2『一方的なコンサルテーション』・・・松本政悦
事例3『相談対象者はひとりではない!』・・・本間嗣崇
事例4『認めてほしい担任と駆け出しコンサルタント』・・・松本政悦
事例5『学習指導要領に忠実な担任』・・・松本政悦
事例6『提案がまったく採用されない!』・・・本間嗣崇
事例7『保護者と担任の方針が全然違う!』・・・松本政悦
事例8『ルールがわからなかった!』・・・本間嗣崇
事例9『作業療法士が、何も言わずに帰って行った』・・・松本政悦
事例10『やさしい偏食指導』・・・松本政悦
事例11『虐待を受けていた子どものコンサルテーション』・・・松本政悦
事例12『子どもへの関わりが乱暴にみえた担任』・・・松本政悦
事例13『ほかの子もみてほしいんですけど…』・・・本間嗣崇
事例14『使っている言葉が違う!』・・・本間嗣崇

付録
巡回相談までのフローチャート
OTがコンサルテーションに持参する秘密の7つ道具

座談会
「いまなぜ、コンサルテーションなのか~作業療法士に求められる資質~」

あとがき・・・岡田貴富


コラム
①『どうしたら呼んでもらえますか?』
②『コンサルテーションとスーパーバイズ』
③『診断と生活支援』
④『急がば回れ』
⑤『指導観に寄り添う』
⑥『現場での表情やしぐさの出し方』
⑦『地域の学校で働くOT』
⑧『ノンフィクション』

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