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腰痛をめぐる常識の嘘

腰痛をめぐる常識の嘘
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筆頭著者 菊地 臣一 (著)

金原出版

電子版ISBN 978-4-307-85082-7

電子版発売日 2019年8月19日

ページ数 104

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-307-25082-5

印刷版発行年月 1994年9月

DOI https://doi.org/10.18888/9784307850827

書籍・雑誌概要

腰痛の治療に携わっている人々が、この本で刺激を受け、腰痛に興味を持ち、研究心が刺激されることを願って執筆されたもの。

目次

基礎
常識1:神経根は左右対称である
常識2:脊髄神経は一つの椎問孔から1本ずつ出ている
常識3:椎間板ヘルニアの局所状態把握には,後縦靭帯との関係が重要である
常識4:高齢者は健常者でも深部反射の低下消失が認められる
常識5:前腔骨筋は第4腰神経根支配である
常識6:椎間板変性は悪である
常識7:坐骨神経痛はSLRtestやBragardtestで増強される
常識8:加齢とともに腰下肢痛は避け得ない
常識9:腰痛・坐骨神経痛はいったん発生したら治らない
常識10:神経根由来の症状は疹痛である
常識11:急性腰痛時には傍脊柱筋のスパズムにより可動性は著明に制限される。この際,腰椎前膏は減少し,flattbackになっている

画像
常識12:変形・すべり・分離=症状の原因
常識13:X線学上認められる不安定性腰椎は異常である
常識14:機械的圧迫像を呈さない症状発生はない
常識15:造影像による圧迫所見が高度だから,手術しか方法がない
常識16:脊髄造影完全停止像の場合この高位より尾側の除圧では,除圧しても硬膜の拍動は得られない

疾患
常識17:変性側寄を有する症例には腰痛が合併している
常識18:変性すべり症を有する患者は一生腰痛に悩まされる
常識19:下肢痛のない椎間板ヘルニアはない
常識20:骨粗繋症の症状は疹痛である
常識21:骨粗緊症の症状の原因は微小骨折である

治療
常識22:急性腰痛の治療としては安静が最も大事である
常識23:腰椎への負担軽減には腰椎前奇は少なければ少ないほど良い
常識24:腰痛はさまざまな予防手段でその発生を防ぐことができる
常識25:腰痛に対しては保存療法が基本で,さまざまな有効な治療法がある
常識26:体操療法は現在最も広く用いられている有効な保存療法の一つである
常識27:腰痛予防,治療の基本はflexionexerciseに基づく前寄減少にある
常識28:ダーメンコルセットは腹腔内圧を上昇させて,体幹支持性を増す
常識29:神経根性疹痛は,硬膜外ブロックや選択的神経根ブロックで一時的に消失する
常識30:ブロック治療により永続的な治療効果が得られることがある
常識31:固定術で腰痛は消失する
常識32:手術後は,後療法として積極的な体幹筋力強化訓練が望ましい