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がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン 2017年版

がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン 2017年版
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筆頭著者 日本緩和医療学会 ガイドライン統括委員会 (編)

金原出版

電子版ISBN 978-4-307-80187-4

電子版発売日 2019年7月15日

ページ数 176

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-307-10187-5

印刷版発行年月 2017年12月

DOI https://doi.org/10.18888/9784307801874

書籍・雑誌概要

がん患者において頻度が高く難治性であることが多い消化器症状の緩和に関するガイドラインを6年ぶりに改訂。前版の推奨部分である悪心・嘔吐、悪性消化管閉塞については最新の文献レビューを行い、全面的に改訂した。前版では対象から除外していた、オピオイドが原因である悪心・嘔吐も今版では対象に含めている。その他、前版では「関連する特定の病態の治療」として概説するにとどめた悪性腹水と便秘、また頻度の高い食欲不振に関しても新たに臨床疑問を設定した。

目次

I章 はじめに
 1 ガイドライン作成の経緯と目的
  1.2011年版ガイドライン作成の経緯
  2.2017年版ガイドライン改訂の経緯
  3.ガイドラインの目的
  4.2017年版における主な改訂点
 2 ガイドラインの使用上の注意
  1.使用上の注意
  2.構成とインストラクション
  3.他の教育プログラムとの関係
 3 推奨の強さとエビデンスレベル
  1.エビデンスレベル
  2.推奨の強さ
  3.推奨の強さとエビデンスレベルの臨床的意味
 4 用語の定義と概念

II章 背景知識
 1 悪心・嘔吐の病態生理
  1.大脳皮質からの入力
  2.化学受容器引金帯からの入力
  3.前庭器からの入力
  4.末梢からの入力
 2 悪心・嘔吐の原因
  1.頻度
  2.がん患者における悪心・嘔吐の原因
 3 悪心・嘔吐の評価
  1.悪心と嘔吐
  2.悪心・嘔吐の尺度
 4 身体所見と検査
  1.問診
  2.身体所見
  3.検査所見
 5 悪性腹水
  1.定義
  2.疫学
  3.原因・分類
  4.評価
  5.治療
 6 便秘
  1.定義
  2.疫学
  3.原因・分類
  4.評価
  5.治療
 7 食欲不振
  1.定義
  2.疫学
  3.原因・分類
  4.評価
  5.治療
 8 薬剤の解説
  1.消化管運動改善薬
  2.定型抗精神病薬
  3.非定型抗精神病薬
  4.抗コリン薬
  5.ヒスタミンH1受容体拮抗薬
  6.セロトニン5HT3受容体拮抗薬
  7.コルチコステロイド
  8.ミルタザピン
  9.オクトレオチド
  10.ヒスタミンH2受容体拮抗薬
  11.プロトンポンプ阻害薬
  12.利尿薬
  13.浸透圧性下剤
  14.大腸刺激性下剤
  15.ルビプロストン
  16.六君子湯
  17.プロゲステロン製剤

III章 推奨
 推奨の概要
 1 悪心・嘔吐
  1 制吐薬
  2 制吐薬の選択
 2 悪性消化管閉塞
   1 消化管ドレナージ
   2 薬物療法
 3 悪性腹水
 4 便秘
 5 食欲不振

IV章 非薬物療法
 1 看護ケア・非薬物療法
  1 悪心・嘔吐
   1. 看護ケア
   2.非薬物療法
  2 便秘
   1.看護ケア
   2.非薬物療法
  3 腹水
   1.看護ケア
   2.非薬物療法
 2 食事指導
   1.予後への配慮
   2.食欲不振のある場合の食事指導
   3.食欲不振に悪心・嘔吐を伴う場合
   4.食欲不振、悪心・嘔吐に消化管閉塞を伴う場合
   5.心理社会的な介入
 3 外科治療、内視鏡治療
   1.外科治療
   2.消化管閉塞に対する内視鏡による消化管ステント留置

V章 資料
 1 作成過程
  1.概要
  2.臨床疑問の設定
  3.系統的文献検索
  4.エビデンスの評価
  5.妥当性の検証
  6.日本緩和医療学会の承認
  7.ガイドライン作成者と利益相反
 2 文献検索式
 3 今後の検討課題
  1.今回のガイドラインでは対応しなかったこと
  2.用語の定義、背景知識、非薬物療法
  3.推奨について、今後の検討や新たな研究の必要なこと

索引

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