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ベッドサイドの臨床神経生理学

ベッドサイドの臨床神経生理学
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筆頭著者 飛松 省三 (著)

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年1月1日

ページ数 225

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-498-22886-3

印刷版発行年月 2017年8月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498228863

書籍・雑誌概要

脳波検査や筋電図検査の原理や検査のコツといった基礎的事項から実際の疾患への臨床応用まで,臨床に役立つ臨床神経生理学のエッセンスを平易に解説したハンドブック.

目次

基礎編

1章 臨床神経生理学とは
 1-1 臨床神経生理学の歴史
 1-2 脳波(electroencephalography; EEG)
 1-3 筋電図(electromyography; EMG)
 1-4 誘発電位(evoked potentials)
 1-5 事象関連電位(event-related potentials; ERP)
 1-6 経頭蓋磁気刺激法(transcranial magnetic stimulation;TMS)
 1-7 機能的磁気共鳴画像(functional magnetic resonance imaging; fMRI)

2章 臨床神経生理学を理解するためのMEの基礎知識
 2-1 差動型増幅器
 2-2 アナログ/デジタル(A/D)変換
 2-3 ナイキスト周波数とエイリアシングノイズ
 2-4 フィルタ
 2-5 アーチファクト
 2-6 検査室の条件

3章 針筋電図検査とは
 3-1 検査の適応
 3-2 検査装置
 3-3 筋電図検査に関する神経生理
 3-4 検査の方法
 3-5 運動単位電位の波形分析
 3-6 安静時の筋電図所見
 3-7 弱収縮時の筋電図所見
 3-8 最大随意収縮時の筋電図所見
 3-9 表面筋電図(surface EMG)

4章 神経伝導検査とは
 4-1 神経伝導検査に関する末梢神経の生理
 4-2 検査の適応
 4-3 検査装置
 4-4 検査の方法
 4-5 神経伝導検査(nerve conduction study)
 4-6 伝導異常を生む形態学的基盤
 4-7 異常所見のとらえ方・考え方
 4-8 神経反復刺激試験

5章 脳波検査とは
 5-1 脳波検査(electroencephalography; EEG)の目的
 5-2 原理
 5-3 検査方法
 5-4 正常所見
 5-5 異常所見
 5-6 脳磁図(magnetoencephalography; MEG)

6章 誘発電位とは
 6-1 誘発電位検査の目的
 6-2 誘発電位測定の原理
 6-3 検査方法
 6-4 視覚誘発電位(visual evoked potentials; VEP)
 6-5 体性感覚誘発電位(somatosensory evoked potentials;SEP)
 6-6 聴性脳幹反応(auditory brainstem response; ABR)
 6-7 運動誘発電位(motor evoked potentials; MEP)
 6-8 事象関連電位(event-related potentials; ERP)

臨床応用編

7章 ニューロパチー
 7-1 免疫性・炎症性ニューロパチー
 7-2 脱髄の電気生理
 7-3 脱髄の電気生理学的分類
 7-4 画像検査
 7-5 体性感覚誘発電位と運動誘発電位

8章 運動ニューロン疾患
 8-1 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状
 8-2 ALS の診断基準
 8-3 ALS における電気生理学的検査の意義

9章 中枢神経系の慢性炎症性脱髄疾患
 9-1 多発性硬化症(multiple sclerosis; MS)
 9-2 視神経脊髄型多発性硬化症(opticospinal MS; OSMS)
 9-3 視神経脊髄炎(neuromyelitis optica; NMO)
 9-4 Clinically isolated syndrome(CIS)
 9-5 ベッドサイドでの症候評価
 9-6 脱髄による伝導の遅延

10章 てんかん
 10-1 てんかんの分類
 10-2 てんかん原性
 10-3 偽性てんかん発作波
 10-4 てんかんの発作型と脳波
 10-5 てんかん焦点の決定
 10-6 小児期・思春期のてんかん
 10-7 長時間脳波ビデオモニタリング(long-term EEG-video monitoring)
 10-8 てんかん重積状態(status epilepticus; SE)
 10-9 てんかんの補助検査

11章 びまん性脳症・意識障害
 11-1 意識を保つ上行性網様体賦活系
 11-2 脳幹網様体と神経伝達物質
 11-3 正常脳波リズムの発生機序
 11-4 脳症と脳波異常
 11-5 脳症と脳波所見
 11-6 脳波による重症度評価
 11-7 びまん性脳障害
 11-8 周期性脳波パターン
 11-9 昏睡時における特殊な脳波パターン

12章 認知症
 12-1 アルツハイマー病(AD)の脳波異常
 12-2 レビー小体型認知症(DLB)の脳波異常
 12-3 前頭側頭葉変性症(FTLD)の脳波異常
 12-4 血管性認知症(VaD)の脳波異常
 12-5 Creutzfeldt-Jakob病(CJD)の脳波異常
 12-6 鑑別すべき他の神経疾患

13章 パーキンソン病と不随意運動
 13-1 大脳基底核の神経回路とその機能
 13-2 運動寡少症と運動過多症
 13-3 機能的MRI による大脳基底核のネットワーク解析
 13-4 不随意運動の解析

14章 幻視
 14-1 並列的視覚情報処理
 14-2 安静時脳内ネットワーク
 14-3 幻視の種類
 14-4 幻視を生じる主な病態
 14-5 注意ネットワークの障害
 14-6 パレイドリア(pareidolia)の病態
 14-7 DLB の幻視