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必携! 外来での腎臓病診療アプローチ

必携! 外来での腎臓病診療アプローチ
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筆頭著者 富野 康日己 (著)

医療法人社団松和会理事長,順天堂大学名誉教授

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2021年9月14日

ページ数 107

判型 A5判

印刷版ISBN 978-4-498-22476-6

印刷版発行年月 2021年9月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498224766

書籍・雑誌概要

慢性腎臓病の罹患者は年々増加傾向であり,もはや腎臓専門医のみで対応することは不可能である.そんな現状を鑑みて,本書では腎臓内科専門医ではない一般内科医が症状から腎臓病を的確に診断し,治療に繋げられるよう,アプローチ方法を解説.専門医でなくても判断できる必要最小限の着目ポイントを精査し,専門医へ紹介するタイミングも明確に示した.オンライン診療にも活かせるように組み立てた,役立つ1冊である.

目次

第I章 症状・症候からのアプローチ  ―主訴をどうとらえるか?
 1 尿が赤く見えた
 2 学校・職場検診で尿潜血反応陽性といわれた
 3 血尿が出ていたが,そのうち蛋白尿もみられるようになった.その後血尿が消えたのは,なぜ?
 4 喉が痛くて発熱した数日後に,真っ赤な尿が出た.なぜ?
 5 血尿と蛋白尿がみられ,皮膚に紫色の皮疹が出たのは,なぜ?
 6 血尿と蛋白尿がみられ,皮膚に紅い皮疹が出たのは,なぜ?
 7 尿に蛋白が出た
 8 尿に糖が混じった
 9 血清クレアチニン値が高い
 10 高血圧と腎臓病

第II章 臨床診断のポイント
 1 腎臓病の診断で外来診療医は,どこに着目すべきか?
 2 腎臓病の診療で外来診療医は,どんな検査を行うべきか?
  A.尿検査の読み方
  B.血液検査の読み方
  C.腎・尿路画像の読み方

第III章 外来診療での臨床診断
  2大臨床分類
  主な腎臓病

第IV章 外来診療で学ぶべき高頻度の腎臓病
 1 急性腎不全(ARF)から急性腎障害(AKI)へ
 2 慢性腎臓病(CKD)とは?
 3 糖尿病性腎臓病(DKD)とは?
 4 IgA腎症(so called Berger病)とは?
 5 高血圧性腎硬化症(hypertensive nephrosclerosis)とは?
 6 ループス腎炎(lupus nephritis)とは?
 7 多発性嚢胞腎(polycystic kidney disease: PCKD)とは?
 8 ネフローゼ症候群(nephrotic syndrome)とは?
 9 尿細管・間質性腎炎とは?
 10 痛風腎gouty nephropathy(urate nephropathy)とは?
 11 中毒性腎障害drug-induced nephropathy(薬物,重金属)とは?
 12 尿細管性アシドーシスrenal tubular acidosis(RTA)とは?

第V章 外来診療医が専門医に紹介すべき時期は?
 1 腎臓専門医への診察依頼
 2 糖尿病専門医への診察依頼
 3 泌尿器科専門医への診察依頼

第VI章 腎臓病(特に,CKD)治療のポイント―基本的治療:栄養・運動・薬剤―
 1 管理栄養士不在での栄養食事指導は?
 2 トレーナー不在での運動サポートは?
 3 CKDステージ別薬物療法は?
 4 腎機能低下時に注意すべき薬剤と禁忌薬剤
 5 慢性腎臓病(CKD)ステージ別使用禁忌薬剤

参考とした教科書・解説書
索引