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実践! 医学シミュレーション教育

実践! 医学シミュレーション教育
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筆頭著者 野村 岳志(監修) 駒澤 伸泰 (著)

東京女子医科大学集中治療科/大阪医科大学医学教育センター

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2019年1月28日

ページ数 146

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-498-10910-0

印刷版発行年月 2019年1月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498109100

書籍・雑誌概要

シミュレーション教育は現代の医療者教育において必須のノウハウであり,様々な施設で,そのための設備の充実も図られています.
しかし,未だ充分な教育成果を挙げられていないケースも散見されます.
本書は,シミュレーション教育を実践するために必須の知識と方法論をわかりやすく提供します.
医学シミュレーション教育の超入門書,ついに登場!

目次

目次

プロローグ
登場人物紹介

序章 あらゆる教育者,あらゆる学習者に対してシミュレーション教育は開かれている!
  ●卒前教育におけるシミュレーション教育の問題点
  ●卒後教育におけるシミュレーション教育の問題点
  ●日本におけるシミュレーション教育の現状と課題

ステップ1 シミュレーション教育を理解しよう
 Chapter 01 シミュレーション教育とは何か?
  ●シミュレーションは誰でも行っています
  ●シミュレーションゲームからシミュレーションを考える
  ●シミュレーション教育とは何か
  ●テクニカルスキルとノンテクニカルスキル
  ●シミュレーション教育とは
  ●机上シミュレーションの注意点
 Chapter 02 シミュレーション教育の教育工学
  ●シミュレーション教育はアクティブラーニングの中心
  ●様々なシミュレーション教育の方法
  ●シミュレーション教育と医学教育
  ●教育企画・開発のためのインストラクショナルデザイン
 Chapter 03 シミュレーション教育の流れ 事前準備⇒ブリーフィング⇒デブリーフィング
  ●STEP 1:事前準備
  ●STEP 2:ブリーフィング(事前説明)
  ●STEP 3:デブリーフィング(振り返り)
  ●アクティブラーニングを意識して教育の流れを
  ●シミュレーション教育を行う際の2つの盲点事前学習と安全な環境
  ●アイスブレイキングを上手に使用しよう

ステップ2 シミュレーション教育を作ってみよう
 Chapter 04 シミュレーション教育の学習目標を定める
  ●何ができるようになってほしいかが学習目標
  ●学習目標を設定しよう
  ●ミラーの学習ピラミッドとシミュレーション教育
  ●学習者の基礎能力と学習ニーズを意識することが大切
 Chapter 05 シミュレーションの教育の評価
  ●医学教育における総括的評価と形成的評価
  ●形成的評価におけるチェックリストの有効性
  ●総括的評価と形成的評価
  ●様々な評価ツールの方法
 Chapter 06 シミュレーション教育におけるデブリーフィング(振り返り)の意義
  ●経験型学習論理の中でのデブリーフィングの意義
  ●それぞれの学習者に対するデブリーフィング方法を
  ●シミュレーション教育におけるデブリーフィングの意義
  ●デブリーフィングの様々な方法
 Chapter 07 シミュレーション教育における教育者の役割
  ●シミュレーション教育はʻ事前の試行ʼが必要
  ●シミュレーション教育における教育者の役割
  ●インストラクションで重要な基本
  ●成人教育における教育者の役割
  ●インストラクターに求められるファシリテーターとしての能力

ステップ3 シミュレーション教育の可能性
 Chapter 08 医学教育の中におけるシミュレーション教育
  ●世界と日本の医学教育の潮流
  ●アウトカム基盤型教育の中でのアクティブラーニング
  ●できていることを認めることの大切さ
  ●医学教育の変化とシミュレーション教育
 Chapter 09 医療安全のためのシミュレーション教育
  ●組織内シミュレーションの意義
  ●in situ シミュレーションの注意点と有効性
  ●医療安全とシミュレーション教育
  ●in situ シミュレーションの意義と注意点
 Chapter 10 多職種連携教育のためのシミュレーション教育
  ●多職種連携教育の課題をシミュレーション教育で打破しよう
  ●シミュレーション教育を用いた多職種連携の方法
  ●多職種連携教育におけるシミュレーション教育の意義
  ●多職種連携教育におけるシミュレーション教育の可能性

各論編
 Chapter 11 部署内で行う二次救命処置教育
  ●二次救命処置教育の4つのSTEP
  ●STEP 1:基本的な二次救命処置ガイドラインを習得しよう
  ●STEP 2:チームワークを育成しよう
  ●STEP 3:よくある心停止の12の原因と鑑別を考えよう
  ●STEP 4:医療安全の観点から進めよう
 Chapter 12 PBLDで学ぶ医療倫理・医学問題トレーニング
  ●PBLDは事前学習資料と学習目標設定が第一
  ●低学年における医療倫理・医学問題トレーニングの例
 Chapter 13 医療安全のためのPBLD
  ●学習目標を明確に設定する
  ●PBLDによる産科シミュレーション講習会
  ●シミュレーション施行後の学びの共有も大切
 Chapter 14 産科心肺蘇生訓練のためのin situシミュレーション
  ●in situシミュレーションはシミュレーション教育の最高峰
  ●産科心肺蘇生に対するin situシミュレーション

エピローグ

用語説明

参考文献・サイト

あとがき

索引