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外科医のための感染症のみかた,考えかた

外科医のための感染症のみかた,考えかた
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筆頭著者 岩田 健太郎 (著)

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年6月11日

ページ数 214

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-498-05044-0

印刷版発行年月 2015年3月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498050440

書籍・雑誌概要

医療の進歩と共に知識の細分化が進む現代において、オペに専念したい外科医を悩ませる専門外の問題のひとつが「感染症」。院内に感染症のプロがいなければ、いかに専門外といえども術後感染症や抗菌薬の適正使用について正しい知識を知っておく必要があります。本書は感染症診療の大原則や各科でよく診る感染症のピットフォールについてわかりやすい語り口で解説し、また巻末には対談「外科と感染症科のはざまで」を収録しました。

目次

序 なぜ外科医のための感染症なのか

 I 感染症診療大原則
  1 術後感染症診断は意外に簡単 診断の大原則
  2 術後感染症予防の大原則 術中抗菌薬とSSI予防
  3 これだけは知っておこう 細菌検査,感受性試験の解釈法
  4 抗菌薬使用の大原則 基礎編 その1:βラクタム薬
  5 抗菌薬使用の大原則 基礎編 その2:その他の抗菌薬たち
  6 抗菌薬使用の大原則 臨床編
  7 創部感染(深部SSI含む)の診断と治療
  8 カテ感染(CRBSI)の診断と治療
  9 術後院内肺炎(HAP/VAP)の診断と治療
  10 術後院内尿路感染の診断と治療
  11 術後下痢症の診断と治療
  コラム❶ 血液培養はなぜ2セットか(と感度,特異度についてのちょっとした考察)
  12 予防接種も忘れずに

 II 各論編
  A 整形外科医のための感染症診療
   1 化膿性関節炎・滑液包炎,腱滑膜炎
   2 急性・慢性骨髄炎,椎間板炎,硬膜外膿瘍,糖尿病足感染
   3 壊死性筋膜炎とガス壊疽
   4 人工関節関節炎
   コラム❷ 「エビデンスないんでしょ」「いや,エビデンスは常にある」
  B 泌尿器科医のための感染症診療
   1 前立腺炎とその周辺
   2 フルニエ壊疽,黄色肉芽腫性腎盂腎炎,気腫性腎盂腎炎,気腫性膀胱炎
   3 腎移植と感染症
   4 男性性感染症
   コラム❸ サーベイランスはなぜ必要か(とICN, ICDの話)
  C 心臓血管外科医のための感染症診療
   1 感染性心内膜炎
   2 胸骨骨髄炎
   3 血管の感染症
   4 ICD, ペースメーカー感染
   コラム❹ CRPはどこまで役に立つか
  D 耳鼻科医のための感染症診療
   1 耳鼻科術後の感染症診療
   2 中耳炎,副鼻腔炎の抗菌薬使用
   3 意外に難しい咳と鼻水
   4 耳鼻科緊急事態
   コラム❺ 感染症専門医について
  E 歯科・口腔外科医のための感染症診療
   1 予防的抗菌薬は誰に,何のために? 何を?
   コラム❻ 経口3世代セフェムはなぜいけないのか
  F 産婦人科医のための感染症診療
   1 産婦人科,術後感染症大原則
   2 妊婦と抗菌薬,そして感染症
   コラム❼ よくわかんない,クラミジア・淋菌試験
  G 肝胆膵外科医のための感染症診療
   1 急性胆管炎と胆嚢炎
   2 肝移植後の感染症
   コラム❽ 終末期医療と感染症について
  H 呼吸器外科医のための感染症診療
   1 呼吸器外科関連のピットフォール
   コラム❾ 画像品評会にしてはならない,結核審査協議会
  I 脳神経外科医のための感染症診療
   1 術後髄膜炎診断治療の大原則
   2 脳膿瘍,脳占拠性病変の診断・治療の大原則
   コラム❿ できる,できないの狭間で
  J 皮膚科医のための感染症診療
   1 皮膚軟部組織感染症診療の基本
   コラム⓫ 感染症屋は皮膚科医が頼り
  K 救急医のための感染症診療
   1 熱傷,外傷患者の感染症予防と治療
   コラム⓬ 日本型救急と北米型ER その感染症診療への影響
  L 眼科医のための感染症診療
   1 結膜炎,角膜炎診療の原則
   2 予防的抗菌薬は役に立つか
   コラム⓭ できているという自信,できていないという自覚
 ―対談― 外科と感染症科のはざまで(窪田忠夫×岩田健太郎)
 索引