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なぜ臨床医なのに研究するのか?

なぜ臨床医なのに研究するのか?
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筆頭著者 佐藤 雅昭 (著)

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年1月1日

ページ数 210

判型 四六

印刷版ISBN 978-4-498-04846-1

印刷版発行年月 2017年4月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498048461

書籍・雑誌概要

臨床医だからこそできる「患者さんのためになる研究」がある.研究指導,論文作成術のカリスマとしても著明な外科医がおくる,あなたへの熱いメッセージ!

目次

プロローグ 臨床と研究の架け橋

  現在の私の医師としての仕事:自己紹介を兼ねて
  肺移植とともに歩んだ臨床経験
  臨床と研究の関係

第1章  自然から学ぶ──肺移植後肺内リンパ組織新生の発見

  研究の入り口─運命の一日:1999年7月5日
  次なるチャンス─トロント大学の大学院へ
  肺移植後の慢性拒絶を研究テーマに決める
  素朴な疑問
  観察こそ研究の命
  偶然のような必然
  得意分野を活かせ

第2章  患者から学ぶ──Restrictive Allograft Syndrome(RAS)の提唱

  教科書と違う!
  もう一つの現実
  研究の意義を考える
  名づけの重要性
  試されるプレゼン力
  なかなか論文が通らない
  RASのその後
  根本的な問題
  再び話はリンパに……
  ますます自然から教わる
  ラボでの知見を臨床に活かす
  トロントCLADチームとのつながり

第3章  経験から学ぶ──Virtual Assisted Lung Mapping(VAL-MAP)の開発

  再び日本へ 109  新たな課題
  バーチャル気管支鏡との出会い
  バーチャル気管支鏡+GGN病変
  経験から学び活かす
  硬膜外麻酔の経験から
  気管支鏡下肺生検(TBLB)の経験から
  ちょっと余談─外科の将来への懸念
  必要なムダ
  CTガイド下マーキングの経験
  最初の三例
  偶然か、必然か──一カ所のマーキングから複数個所のマーキングへ
  マッピングとVAL-MAPという呼び名
  マーキングではなくマッピングという呼び名

第4章  仲間から学ぶ──VAL-MAPの新展開

  多施設共同研究へ
  共に学び、共に成長する
  またしても予想外──東大でのVAL-MAP第一例目のこと
  先行研究MIL-MAP studyの節目
  先進医療へ
  マッピングモード──企業との協力
  AMED資金の獲得とこれから
  そして再び世界へ

エピローグ 天の時、地の利、人の和

  目の前の一歩に集中しそれを楽しむ
  臨床医・研究者としてのミッション
  臨床医・研究者としての幸せ