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フィジカルアセスメント完全ガイド 第3版

フィジカルアセスメント完全ガイド 第3版
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筆頭著者 藤崎 郁 (著)

元長崎大学大学院医歯薬総合研究科統合看護学講座教授

Gakken

電子版ISBN 978-4-05-918749-3

電子版発売日 2021年3月1日

ページ数 215

判型 AB

印刷版ISBN 978-4-7809-1301-9

印刷版発行年月 2017年11月

DOI https://doi.org/10.15105/9784059187493

書籍・雑誌概要

ナースが行うフィジカルアセスメントについて,その具体的な方法・技術の解説にとどまらず,そのために必要とされる人体の構造と機能に関する知識や,臨床でよく見られる症状,徴候・異常所見,病態生理もあわせて解説!

目次

Part I 総論
第1章 フィジカルアセスメント序説
1.フィジカルアセスメントって何のこと?
 その1—持ち主に尋ねよう
 その2—自分で調べてみよう
 その3—フィジカルアセスメントの構成
2.「頭から爪先まで」の原則
3. 頭から爪先までのフィジカルアセスメントは実際に必要なの?
 その1—病棟ナースの場合
 その2—外来ナースの場合
 その3—訪問ナースの場合
 その4—学生さんの場合
4. どのようにフィジカルアセスメントの技を磨くか
 その1—「読む!」
 その2—「十分に練習する!」
 その3—「必ず実践する!」
 その4—「頭から爪先までにトライ!」
 蛇足ながら
 COLUMN 医学におけるフィジカルアセスメントと看護におけるフィジカルアセスメントの相違点
第2章 スクリーニング
1.まず最初に行うこと
 その1—緊急事態かどうかの確認
 その2—フィジカルチェックリストへの記入
2.基本情報の聞き取り
 その1—インタビューの際の環境
 その2—インタビューの技術
 その3—インタビューの最初は,基本情報の聞き取り
3.一般状態の観察
 その1—全身の概観
 その2—基礎データ:身体計測とバイタルサインの測定
 COLUMN 訪問看護の初回訪問時における「全身の概観」
第3章 系統別アセスメント
1.人体の便宜的区分
2.系統別アセスメント—ステップ1:システムレビュー
3.系統別アセスメント—ステップ2:フィジカルイグザミネーション
 その1—フィジカルイグザムの順序とPartⅡの構成
 その2—フィジカルイグザムの七つ道具
Part II 各論
第1章 外皮系のフィジカルイグザム
1. フィジカルイグザムのポイント
2. フィジカルイグザムに必要な構造と機能の知識
(1)皮膚とその付属器
(2)毛と脂腺
(3)爪
3. フィジカルイグザムの手順と見逃したくない症状や徴候
(1)皮疹と二次病変の区別
(2)平坦な皮疹の鑑別
(3)隆起性の皮疹の鑑別
(4)陥凹性の皮疹の鑑別
(5)熱傷と褥瘡の観察
(6)爪と毛の観察
第2章 頭頸部のフィジカルイグザム
1.フィジカルイグザムのポイント
2.フィジカルイグザムに必要な構造と機能の知識
(1)頭頸部・顔部
(2)頭頸部の血管
(3)リンパ系
(4)甲状腺と副甲状腺
3.フィジカルイグザムの手順と見逃したくない症状や徴候
(1)頭頸部の視診・触診
(2)副鼻腔の触診・打診
(3)総頸動脈の触診・聴診
(4)頭頸部リンパ節の触診
(5)甲状腺の視診・触診
第3章 眼・耳・鼻・口のフィジカルイグザム
1.フィジカルイグザムのポイント
2.フィジカルイグザムに必要な構造と機能の知識
(1)眼
   外眼部
   内眼部
(2)耳
(3)鼻
(4)口
3.フィジカルイグザムの手順と見逃したくない症状や徴候
(1)眼
   外眼部の視診・触診
   眼瞼結膜の視診
   眼球結膜と角膜・強膜の視診
   瞳孔の対光反射
   眼底の視診(眼底鏡による)
(2)耳
   耳介の視診・触診
   外耳道と鼓膜の視診(耳鏡による)
(3)鼻
   外鼻の視診・触診
   鼻閉や鼻漏の有無の確認
   鼻腔内の観察(鼻鏡による)
(4)口
   下顎の動きと側頭下顎関節の観察
   口唇および口腔内の視診・触診
   舌の視診・触診
   歯肉と歯の観察
   COLUMN 口腔のフィジカルアセスメントで命を守る
第4章 胸部(肺・胸郭)のフィジカルイグザム
1.フィジカルイグザムのポイント
2.フィジカルイグザムに必要な構造と機能の知識
(1)胸郭の構造と胸式呼吸
(2)横隔膜と腹式呼吸
(3)胸腔と換気のしくみ
(4)気管・気管支と5つの肺葉
(5)細気管支・肺胞と呼吸のしくみ
3.フィジカルイグザムの手順と見逃したくない症状や徴候
(1)フィジカルイグザムのための準備と練習
   打診の練習
   打診音の識別の練習
   呼吸音の聴診の練習
(2)実際のフィジカルイグザム
   胸郭の視診・触診
   胸郭の可動性の観察
   声音振盪の触診
   胸郭の打診
   打診による横隔膜の可動域の測定
   胸部の聴診
   声音聴診
第5章 胸部(乳房・リンパ系)のフィジカルイグザム
1.フィジカルイグザムのポイント
2.フィジカルイグザムに必要な構造と機能の知識
(1)乳房
(2)リンパ系
3.フィジカルイグザムの手順と見逃したくない症状や徴候
(1)乳房の視診
(2)乳房の触診
(3)胸部および腋窩リンパ節の触診
  COLUMN 乳がん発見のための自己検診
第6章 胸部(心臓・血管系)のフィジカルイグザム
1.フィジカルイグザムのポイント
2.フィジカルイグザムに必要な構造と機能の知識
(1)心臓の位置と形状
(2)胸部の血管
(3)ポンプ機能
(4)4つの弁
(5)収縮期と拡張期
(6)心音と心雑音
(7)心臓のリズムと心音発生のタイミング
3.フィジカルイグザムの手順と見逃したくない症状や徴候
(1)フィジカルイグザムのための準備と練習
   4つの弁の聴診領域の確認
   頸動脈の触診の練習
   Ⅰ音・Ⅱ音の識別の練習
(2)実際のフィジカルイグザム
   頸動脈の視診・触診・聴診
   頸静脈の視診
   前胸部全体と心尖部の視診・触診
   打診による心境界の同定
   心音と心雑音の聴診
   45° 左側臥位での心尖部の視診・触診・聴診
第7章 腹部のフィジカルイグザム
1.フィジカルイグザムのポイント
2.フィジカルイグザムに必要な構造と機能の知識
(1)全体の位置と構造
(2)腹膜と腹部臓器
(3)消化管と食物の移送
(4)消化腺と消化
(5)肝臓と膵臓のもう1つの機能
(6)脾臓の機能
(7)無対性の臓器を養う血管
(8)有対性の臓器
(9)有対性の臓器を養う血管
3. フィジカルイグザムの手順と見逃したくない症状や徴候
(1)腹部の視診
   皮膚の性状と静脈怒張の有無
   輪郭と形状
   腹大動脈の拍動と腸の蠕動運動
(2)腹部の聴診
   腸蠕動音
   血流音
   腹膜摩擦音と振水音
(3)腹部の打診
   腹壁全体の軽打診
   濁音界変位とその他の腹水貯留徴候
   肝・脾の腫大の同定
   肝臓・脾臓・腎臓の叩打痛
(4)腹部の触診
   腹壁の浅い触診と深い触診
   肝辺縁の触診
   脾辺縁の触診
    限局性圧痛と反動痛(ブルンベルグ徴候)
   踵下ろし衝撃試験
第8章 直腸・肛門・外性器・鼠径部のフィジカルイグザム
1.フィジカルイグザムのポイント
(1)直腸・肛門のフィジカルイグザム
(2)外性器のフィジカルイグザム
(3)鼠径部のフィジカルイグザム
2.フィジカルイグザムに必要な構造と機能の知識
(1)直腸・肛門
(2)男性外性器
(3)前立腺
(4)女性外性器
(5)鼠径管
(6)鼠径リンパ節と大腿管
3. フィジカルイグザムの手順と見逃したくない症状や徴候
(1)直腸・肛門(前立腺を含む)
   肛門周囲の視診・触診
   肛門・肛門管の触診
   直腸の触診
   前立腺の触診(男性のみ)
(2)男性外性器
   外性器およびその周囲の視診
   陰嚢の視診・触診
   陰茎の視診・触診
(3)女性外性器
   外性器およびその周囲の概観
   外陰部の視診
   外陰部の触診
(4)鼠径部
   鼠径リンパ節の触診
   鼠径部のヘルニアの触診
 第9章 四肢(筋・骨格系/末梢血管系)のフィジカルイグザム
1.フィジカルイグザムのポイント
2.フィジカルイグザムに必要な構造と機能の知識
(1)人体における軸と面と方向
(2)骨格系
(3)骨格筋と運動
(4)関節
(5)可動関節の分類
   一軸性の関節
   二軸性の関節
   多軸性の関節
(6)四肢の動脈
(7)下肢の静脈
3.フィジカルイグザムの手順と見逃したくない症状や徴候
(1)筋・骨格系のフィジカルイグザム
   上肢・下肢の視診・触診
   関節可動域と筋力のスクリーニングテスト
   関節可動域の測定
   MMT による筋力の評価
(2)末梢血管系のフィジカルイグザム
   末梢動脈の触診
   脛骨前面と足背での浮腫の観察
第10章 神経系のフィジカルイグザム
1.フィジカルイグザムのポイント
2.フィジカルイグザムに必要な構造と機能の知識
(1)神経系の区分と概観
(2)大脳
(3)間脳と脳幹
(4)脳神経と皮質延髄路
(5)小脳
(6)脊髄と脊髄神経
(7)錐体路(皮質脊髄路)と錐体路症状
(8)錐体外路と錐体外路症状
3. フィジカルイグザムの手順と見逃したくない症状や徴候
(1)評価の方法と注意すべき症状・徴候
生命維持機能(間脳・脳幹の機能)の観察
   髄膜刺激症状の観察
   脳神経系の評価
   運動機能の評価
   知覚機能の評価
   反射の評価
   小脳機能の評価
   高次脳機能の評価
(2)実施の手順
   神経学的急性期の場合
   スクリーニングの場合
索引

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