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看護教育 Vol.61 No.6

特集 すべての看護師にとっての「地域・在宅看護論」

看護教育 Vol.61 No.6
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医学書院

電子版ISSN 1882-1391

電子版発売日 2020年6月8日

ページ数 88

判型 B5

印刷版ISSN 0047-1895

印刷版発行年月 2020年5月

書籍・雑誌概要

特集 すべての看護師にとっての「地域・在宅看護論」 今回の指定規則改正にて、統合分野「在宅看護論」から、基礎看護学に続く「地域・在宅看護論」へと変更されます。この変更は、単なる教育・科目内容の移動にとどまらず、「療養する人々」から「生活する人々」へと看護の対象そのもののとらえ方を転換した、看護基礎教育の大きな改革といえるでしょう。従来、「在宅看護論」は応用的な位置づけで、「専門」の教員が担当している教育機関が多かったと思います。しかし、今回の変更を受け、領域を問わずすべての教員が、在宅および地域を意識した教育に取り組むことが求められていると考えられます。本誌では2号にわたって特集を組み、この「地域・在宅看護論」の新たな枠組みを解説します。前編となる本号では、すべての看護師にとって「地域・在宅看護」の視点が求められる時代背景をあらためて考え直すとともに、より学年の早い段階から「地域・在宅看護論」を学ぶ授業内容を考えます。

目次


今回の指定規則改正にて、統合分野「在宅看護論」から、基礎看護学に続く「地域・在宅看護論」へと変更されます。この変更は、単なる教育・科目内容の移動にとどまらず、「療養する人々」から「生活する人々」へと看護の対象そのもののとらえ方を転換した、看護基礎教育の大きな改革といえるでしょう。従来、「在宅看護論」は応用的な位置づけで、「専門」の教員が担当している教育機関が多かったと思います。しかし、今回の変更を受け、領域を問わずすべての教員が、在宅および地域を意識した教育に取り組むことが求められていると考えられます。
本誌では2号にわたって特集を組み、この「地域・在宅看護論」の新たな枠組みを解説します。
前編となる本号では、すべての看護師にとって「地域・在宅看護」の視点が求められる時代背景をあらためて考え直すとともに、より学年の早い段階から「地域・在宅看護論」を学ぶ授業内容を考えます。

■次の世代に託せる看護とは何か
山田 雅子
■現行カリキュラムを基盤とした指定規則改正への対応
さまざまな科目で地域・在宅をとらえる
清水 準一
■すべての看護師が身につけたい「目標志向型」の考え方
片山 陽子
■【座談会】多領域の教員で「地域・在宅看護論」を考える
高崎健康福祉大学の取り組み
神田 清子/棚橋 さつき/小笠原 映子/茂木 佐智子
鶴田 晴美/櫻井 美和/吉田 久美子



■焦点
オンライン教育の基本と実践-ICTを活用した授業運営と学習管理
西村 礼子



●短期集中連載
カリキュラム編成の道のり 松下看護専門学校の挑戦(1)
[コラム]カリキュラム開発を教員の成長の機会に
大谷 弘恵/水方 智子/木村 緑/坂本 鈴子/山之内 由美



●今日から使えるアイスブレイク・6
写真を見て、分析しよう!
宮下 ルリ子
●「食べたい」をめぐって・3
晩御飯、なに食べたい?
太田 充胤
●コミュニケーションの「困った」をスキルで解決!・3
動機づけ面接のスキル「是認」を学ぶ
 -実習での自己評価が低い学生への対応
藤澤 雄太
●看護教育×法律相談 知っておきたいトラブル対応のポイント・6
仕事がどんどん増えています
星野 豊
●〈教育〉を哲学してみよう・11
専門性を育成するために(2):「専門職性」と「専門性」
杉田 浩崇