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医学のあゆみ282巻13号
痒みはどこまでわかったか――痒み研究の最前線
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2022年9月26日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2022年9月
書籍・雑誌概要
痒みはどこまでわかったか――痒み研究の最前線
企画:本田哲也(浜松医科大学皮膚科学講座)
・“痒み”は皮膚だけに生じる,独特の感覚である.そして痒みは,皮膚疾患患者にとって最もQOLに影響を与える症状のひとつである.
・近年,痒み研究は著しい進歩をみせている.痒み伝達の神経生理学的メカニズム,新規の痒み伝達物質など,毎年のように新知見が報告されている.
・新規痒み伝達物質をターゲットとした薬剤も続々と開発され,一部は臨床応用されている.その効果を評価することで,さらに痒みのメカニズムが明らかとなっている.
目次
■痒みを伝える一次感覚神経の理解の現状
■痒みとTRPチャネル
■痒みメディエーター
■脊髄における痒み伝達機構
■痒み対策と治療法――アトピー性皮膚炎を中心に
連載
【人工臓器の最前線】
8.人工聴覚器の現状
【医療AI技術の現在と未来――できること・できそうなこと・できないこと】
3.医療AI・機械学習技術の病理画像への応用
TOPICS
【腎臓内科学】
慢性腎臓病患者のナトリウム・カリウム排泄量と腎機能予後
【循環器内科学】
アクチン重合促進因子mDia1は圧負荷心肥大応答を制御し心機能維持に寄与する
フォーラム
【グローバルヘルスの現場力】
5.自分のいる場とグローバルの場の重なり
【病院建築への誘い――医療者と病院建築のかかわりを考える】
特別編―個室病棟について考える
【書評】
『免疫学者のパリ心景 新しい「知のエティック」を求めて』(矢倉英隆 著)