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実験医学 Vol.36 No.3

【特集】「病は気から」の謎に迫る Neuroimmunology

実験医学 Vol.36 No.3
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羊土社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年1月26日

ページ数 137

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-7581-2504-8

印刷版発行年月 2018年2月

書籍・雑誌概要

【特集】「病は気から」の謎に迫る Neuroimmunology
神経免疫やNeuroimmunologyという言葉を最近よく耳にする,目にするという人もおられるのではないだろうか? 神経免疫は神経系と免疫系の密接な相互作用を紐解く分野であるが,近年,この両者の相互作用解析により,神経変性疾患や免疫性疾患の病態形成機構が明らかとなりつつある.また,私たちが経験的に感じていた「病は気から」の科学的根拠も明らかになってきた.近年,急速に発展している神経免疫分野は,さらに他の分野と融合することでますます発展しうる.本特集が神経免疫分野を広く浸透させ,他の分野との融合のきっかけとなってくれればありがたい.

目次

■特集
「病は気から」の謎に迫る Neuroimmunology
ストレス・痛み・神経疾患と炎症・免疫反応のクロストーク
企画/井上 誠
◦概論―神経免疫学―体内の2大ネットワークの連動【井上 誠】
◦ゲートウェイ反射による神経-免疫相互作用の理解【上村大輔,村上正晃】
◦交感神経による免疫の日内変動【鈴木一博】
◦脳・脊髄の障害による神経‒免疫制御システムの破綻【上野将紀】
◦状況に応じた免疫システムによる中枢神経機能制御【許 依敏,井上 誠】
◦神経免疫から見えてきた自閉スペクトラム症克服への新たな展開【内野茂夫】
◦神経炎症制御にかかわるNG2グリア【田村泰久,片岡洋祐】
■連載
News & Hot Paper Digest
◦定量的微生物叢プロファイリングでみる腸内細菌数の変動【富井健太郎】
◦タンパク質凝集の検出とプリオン形質の制御を可能にする遺伝的手法の開発【黒川理樹】
◦糖尿病治療は肥満治療にシフトする?ー体重減少効果を併せもつ糖尿病治療薬の躍進【田蒔基行】
◦タンパク質脱リン酸化酵素の“えこ贔屓”ー2A型ホスファターゼPP2A-B55はセリンよりスレオニンがお好き【登田 隆,湯川格史】
◦クラウドファンディングで集まる研究費は?【島田祥輔】
カレントトピックス
◦内耳の特殊な電位環境を維持するしくみー計算科学と実験科学を用いた解析【任 書晃,倉智嘉久,日比野 浩】
◦老化・寿命マーカーとしてのDNAメチル化【前川真治,Jean-Pierre J. Issa】
◦染色体構造の形成をつかさどる分子モーター:コンデンシン【寺川 剛】
◦霊長類を用いたパーキンソン病に対する細胞移植治療の非臨床試験【菊地哲広,髙橋 淳】
私の実験動物、やっぱり個性派です!
◦ニホンウズラを日本へ逆輸入?ー陸生脊椎動物の生体イメージングモデル,ウズラ【佐藤有紀】
クローズアップ実験法
◦ヒトフローラ化マウスを用いた腸内細菌̶宿主免疫の相互作用の解析【中本伸宏,金井隆典】
Update Review
◦新たな上皮完全性維持機構ー細胞膜結合型セリンプロテアーゼとインヒビター【片岡寛章】
創薬に懸ける~日本発シーズ、咲くや?咲かざるや?
◦革新的な血液凝固調節バイオ医薬品 トロンボモジュリン製剤【青木喜和】
予言するシミュレーション
◦予言を生むために:まとめと薬剤ターゲット同定への活用例【市川一寿】
Campus & Conference 探訪記
◦40にして惑わず!不惑で魅惑のスプライシング研究ー“40 years of mRNA splicing:From Discovery to Therapeutics” in CSHL【片岡直行】
ラボレポート留学編
◦コラボが身を助ける?~世界に通ずるアカデミックコミュニケーションーWeill Institute for Neurosciences, Brain and Spinal Injury Center(BASIC) /Department of Neurological Surgery, University of California, San Francisco(UCSF)【森岡和仁】
Opinion
◦若手の会,参加するだけではもったいない【守野孔明】
バイオでパズる!
◦誰が何の生物を?【山田力志】
■関連情報
INFORMATION 人材/大学院生/セミナーなどの情報