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さくさく読める心電図速読レッスン 4つのキー誘導で即!判読
筆頭著者 上嶋 健治 (著)
宇治武田病院健診センター所長
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2022年12月14日
ページ数 143
判型 B5判
印刷版ISBN 978-4-498-13714-1
印刷版発行年月 2022年12月
書籍・雑誌概要
基本は「I,aVF,V1,V5の4つの誘導」だけ,不整脈は「P波を探し,QRS幅に注意」! たったこれだけで心電図は素早く・見落としなく判読できる! 最小の努力で最大の学習効果! 12誘導波形の丸覚えの必要なし!あなたも心電図をラクに読めるようになる! 心電図への苦手意識を克服できる一生モノの技が身につく1冊.
目次
本書の使い方
第1章 これだけは,覚える―心電図判読に必要な最低限のルールと判読の心得
1 心電図の記録に関するルールを知る
1)記録紙のルール
2)記録のルール
2 心電図の誘導(電極)に関するルールを知る
1)四肢の電極の装着部位:双極誘導と単極誘導
2)胸部の電極の装着部位:単極誘導
3)電極の色に関するルール
4)Cabrera(カブレラ)配列
3 各波形の意味と波形間の関係を知る
1)P波~U波までが表わすもの
2)各波形間の間隔が表わすもの
4 心電図記録の注意点を知る
1)記録室の準備など
2)患者さんへの説明など
3)電極の装着など
4)記録など
5 評価すべき心電図所見について
[この章のまとめ]
第2章 ざっと,12誘導を眺めてみる
1 心拍の整・不整と心拍数を確認する
1)心拍の整・不整
2)心拍数
3)心拍数の計測
2 心臓の電気的位置を確認する
1)電気軸
2)Cabrera(カブレラ)配列
3)移行帯
3 低電位差
[この章のまとめ]
第3章 引き続きI・aVF誘導を確認しよう
1 なぜ,I・aVF誘導に着目するのか
2 まず,電気軸に着目してみよう
1)右軸偏位
2)左軸偏位
3 次に,P波に着目してみよう
1)P波の形に注目する
2)PQ間隔に注目する
[この章のまとめ]
第4章 さらにV1・V5誘導に注目しよう
1 心房の拡大
1)右房拡大
2)左房拡大
2 心室肥大
1)右室肥大
2)左室肥大
3 脚ブロック
1)右脚ブロック
2)2枝ブロック
3)Brugada(ブルガダ)症候群
4)J波とイプシロン波およびQT延長症候群
5)左脚ブロック
6)特殊な脚ブロック
4 心筋虚血
1)心内膜下虚血
2)貫壁性虚血
3)虚血時のU波の変化
5 心筋炎
[この章のまとめ]
第5章 不整脈とは?
1 洞結節由来でない電気刺激による調律(心拍の変動)
1)心房細動(atrial fibrillation)
2)心房粗動(atrial flutter)
3)人工ペースメーカ調律
4)移動性ペースメーカ(wondering pacemaker)
5)洞不整脈
6)異所性上室調律
2 期外収縮と補充収縮
1)期外収縮の連発と頻発
2)期外収縮と連結期・休止期・不応期
3)上室期外収縮
4)心室期外収縮
5)副収縮(副調律)
[この章のまとめ]
第6章 不整脈とは? その2:徐脈と頻脈―ここでもP波を探せ!
1 洞機能の異常による徐脈
1)洞徐脈
2)洞ブロック・洞停止
3)徐脈頻脈症候群
2 房室伝導障害による徐脈
3 洞頻脈
4 上室頻拍
1)異所性の自動能亢進による上室頻拍
2)回帰(リエントリー)による上室頻拍
5 心室頻拍
1)単形性心室頻拍
2)倒錯型心室頻拍(torsades de pointes:twisting of the points)
3)特発性心室頻拍
4)催不整脈性右室心筋症(arrhythmogenic right ventricular cardiomyopathy:ARVC)による心室頻拍
5)促進性心室固有調律(accelerated idioventricular rhythm:AIVR)
6)幅の広いQRS型頻拍(wide QRS tachycardia)の鑑別
7)心室細動(ventricular fibrillation)
[この章のまとめ]
付属資料 心電図健診判定マニュアル