書籍・雑誌概要

専門医必携 新外科手術書 1937年創刊。外科領域の月刊誌では、いちばん長い歴史と伝統を誇る。毎号特集形式で、外科領域全般にかかわるup to dateなテーマを選び最先端の情報を充実した執筆陣により分かりやすい内容で提供。一般外科医にとって必要な知識をテーマした連載が3～4篇、また投稿論文も多数掲載し、充実した誌面を構成。

目次

特集　専門医必携 新外科手術書―新しい手術手技のエッセンス
●編集にあたって
Ⅰ．食　　道
1．Morosow間膜を意識した食道癌胸腔鏡下手術
2．食道胃接合部癌に対する胸腔鏡併用下部食道胃切除術
3．食道胃接合部癌に対する経裂孔的手術（ロボット支援手術）

Ⅱ．胃
1．緩和手術としての胃空腸吻合の手術手技
2．困難な部位の胃病変に対する腹腔鏡・内視鏡合同手術の手技と工夫
3．高度肥満症に対する腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
4．胃癌に対する定型的腹腔鏡下幽門側胃切除（LDG）―超音波凝固切開装置を用いた郭清手技のポイント
5．胃癌に対する腹腔鏡下噴門側胃切除と再建法
6．胃癌に対する定型的腹腔鏡下胃全摘除術
7．定型的ロボット胃癌手術

Ⅲ．小　　腸
1．Crohn病に対する腹腔鏡手術（HALSを含めて）―基本的なストラテジーと実際
2．Crohn病に対する消化管吻合の手技とコツ
3．癒着性腸閉塞に対する腹腔鏡下手術の手術手技

Ⅳ．大　　腸
1．腹腔鏡下結腸右半切除術の手術手技
2．横行結腸癌に対する定型的腹腔鏡下横行結腸部分切除術D3郭清術の手術手技
3．下行結腸癌に対する定型的腹腔鏡下左半切除術D3郭清術の手術手技
4．進行S状結腸癌に対する定型的D3郭清を伴う腹腔鏡下手術手技
5．剥離層を意識した腹腔鏡下低位前方切除術の手術手技
6．腹腔鏡下側方郭清の定型的手術手技
7．経肛門低侵襲手術（TAMIS）による局所切除の手技とコツ
8．潰瘍性大腸炎に対する腹腔鏡下大腸全摘の手術手技
9．大腸憩室による結腸膀胱瘻に対する腹腔鏡下根治手術の手技とコツ

Ⅴ．肛　　門
1．低位痔瘻に対する括約筋固定を付加した瘻管切除術とopen coring-out法の適応と手技
2．坐骨直腸窩痔瘻に対するMRI三次元画像併用下括約筋温存手術―浅外括約筋外切開法（側方法）による括約筋温存術の有効性
3．肛門狭窄を伴う慢性裂肛の手術適応と手技
4．全周性痔核に対する根治手術の手技とコツ
5．Fournier壊疽の診断と治療

Ⅵ．腹　　壁
1．種々のメッシュを用いた鼠径ヘルニアに対する前方アプローチ手術手技
2．閉鎖孔ヘルニアに対する腹腔鏡下手術手技
3．大腿ヘルニアに対する腹腔鏡下手術手技
4．鼠径ヘルニアに対する定型的TAPPの手術手技
5．鼠径ヘルニアに対する定型的TEPの手術手技

Ⅶ．肝胆膵
1．腹腔鏡下肝左葉切除術の手術手技
2．肝頭側（S7，S8）病変に対する腹腔鏡下切除術の手術手技
3．肝硬変例に対する腹腔鏡下肝切除術の手術手技
4．腹腔鏡下膵体尾部切除の適応と基本手技
5．腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術の適応と手技

Ⅷ．ストーマ
1．定型的な一時的回腸ストーマの造設法―縫合ガイドを使用した粘膜皮膚縫合
2．双孔式結腸ストーマ造設法の定型化
3．傍ストーマヘルニアをつくらない腹膜内経路単孔式大腸ストーマ造設法
4．トラブルのない後腹膜経路大腸ストーマ造設法