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雑誌
薬局 Vol.76 No.14
つなぐ緩和ケア
外来からはじまる切れ目ない連携に向けて
南山堂
電子版ISBN
電子版発売日 2025年12月2日
ページ数 168
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-525-94025-6
印刷版発行年月 2025年12月
書籍・雑誌概要
つなぐ緩和ケア
外来からはじまる切れ目ない連携に向けて がん薬物療法からいち早く加算がついた薬剤師外来.緩和ケアにおいても調剤報酬上の評価に先んじて,薬剤師による外来がん疼痛患者への関わりは重要です.緩和薬物療法は,ガイドラインはあっても試行錯誤の連続で決まったお手本がありません.だからこそ,ペイシェントエンパワーメントを高める技,薬剤師のアセスメント力,提案力が試されます.そこで本特集は,薬剤師のマンパワーが不足していくなかで,いかに外来緩和ケアに薬剤師が主体的に携わる体制を構築するか,また薬剤師のアセスメント力をいかに発揮してきたかを解説します.
目次
特集
つなぐ緩和ケア
外来からはじまる切れ目ない連携に向けて
■特集にあたって(山田 正実)
■緩和ケア薬 これだけ!─選び方・使い方・伝え方
・押さえておきたい主な緩和ケア薬(鍛治園 誠)
・緩和ケアで使用するさまざまな薬(鍛治園 誠)
■外来フェーズ:緩和ケアの出発点から“支援の流れと土台”を整える
Basic編
・オピオイド鎮痛薬の導入を支援する(山本 泰大)
・オピオイド鎮痛薬の副作用に備える(山本 泰大)
・患者本人・家族に医療用麻薬について説明する(山本 泰大)
Advanced編
・オピオイド鎮痛薬導入後の経過をフォローアップする(山田 正実)
・医師の診察前に患者と面談するシステムを構築する(山田 正実)
・診察前面談により抽出した情報を共有し,処方を提案する(山田 正実)
・外来診療の場に同席して患者をサポートする(大野 凜太郎)
・レーシングレポートを通じて処方提案する(山本 泰大)
■入院フェーズ:緩和ケアの転換点で“支援のかたち”を整える
Basic編
・入院という転換点で支援を組み直す(壁谷 めぐみ)
・経口投与できなくなった患者に強オピオイド注射を使う(壁谷 めぐみ)
・退院時カンファレンスでは「伝わる」情報を届ける(壁谷 めぐみ)
Advanced編
・外来では拾いきれない“患者の苦痛”を確認・評価する(岡本 明大)
・難渋する疼痛と向き合い,コントロールする(川名 真理子)
■在宅フェーズ:暮らしにつながる緩和ケアの着地点を整える
Basic編
・シームレスな在宅療養への移行に向けた準備(村井 扶)
・初回在宅訪問時に確認すべきこと,やるべきこと(村井 扶)
Advanced編
・終末期の変わりゆく状態の変化に対応する(村井 扶)
・アドバンス・ケア・プランニングと看取りを前にした患者・家族への対応(村井 扶)
シリーズ
■えびさんぽ
緩和ケアを行うことで,症状や生活の質は改善しますか?
(青島 周一)
■医薬品適正使用・育薬フラッシュニュース
・日本で誤嚥性肺炎の報告の多い抗コリン薬
・米国で患者へのメッセージ送信はアドヒアランス改善に効果がない
(佐藤 宏樹 澤田 康文)
■薬剤師40年目の独り言
他人と過去は変えられない,自分と未来は変えられる,というが…
(鎧のない薬剤師)
■飲み合わせ研究所 子どもの服薬Tips
〈第36回〉セネガシロップ
(小嶋 純 米子 真記)
■薬剤師力の型 新たな思考と行動プランを手に入れろ!
〈肆拾捌ノ型〉発作の発症様式,患者背景を考慮し,抗発作薬を選択せよ!
(鈴木 俊一郎)
■ぐっとよくなる! 漢方処方 快訣ビフォーアフター
〈第24回〉病名のつかない身体の不調をどう捉えるか 「陰陽五臓」の概念を活用して現代医学のジレンマをのりこえる
(津田 篤太郎)
■薬剤師の1,2,3,4!(ヒフみよ) 大井教授の皮膚×くすり講座
12限目 薬剤性光線過敏症と貼付剤
(大井 一弥)
■がん研有明病院薬剤部のABCセミナーの楽屋話
・婦人科がんの薬物療法
・がんと栄養
(木村 俊哉 北村 葵)
■Gebaita?! 薬剤師の語ログ
〈第48回〉「あなたが来てくれるのが楽しみ」
(中嶋 亜紀)
■タイパUP!誰も教えてくれなかった臨床業務の段取りお手本ファイル
〈File 9〉回復期病棟におけるポリファーマシー対策
(篠永 浩)

