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グループワーク その達人への道

グループワーク その達人への道
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筆頭著者 三浦 真琴 (著)

その他の著者 水方 智子

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-63626-1

電子版発売日 2018年9月17日

ページ数 144

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-03626-9

印刷版発行年月 2018年8月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260636261

書籍・雑誌概要

今やっているグループワークは効果があるのだろうか…と思った方へ学生の主体的な学びや社会的スキルを育むにはグループワークが効果的な方法の1つ。だからこそ、実際の授業でどのようにグループワークをすれば、効果的な学びにつながるのか、具体的に知りたい。そのような方には本書がオススメ。本書には、学生の学びを促すグループワークのしかけが、筆者の長年の経験をもとに多数紹介されている。まずは、グルーピングのしかたで学びの効果が左右されることに気づくでしょう。

目次

第1章 学習パラダイムにおける教師のスタンス
 1.アンケートの結果を本書の指針にする
 2.なぜグループワークなのか
 3.学生の過去・現在・未来を大切にする
 4.アクティブ・ラーニングを正しくとらえる
 5.パラダイムシフトの意味を丁寧に考える
 6.グループワークの導入を検討する前に

第2章 学生の「学び」を実現するために
 1.学生の知識獲得のスタイルについて考える
 2.熱意は必ずしも奏功しない・過ぎたる親切は善とは限らない
 3.グループワークで協調性を育む

第3章 グループワークの準備は入念に
 1.スケジュールを立てる
 2.グルーピングの準備をする
 3.学生が自主的に決めるグルーピング
 4.グラフィック・ファシリテーションを導入する準備

第4章 グループワーク初日の楽しさを演出する
 1.グルーピングを工夫する-「後楽体験」のすすめ
 2.グループの体温を上げる-自己紹介でアイスブレイク
 3.グループワークで留意すべきことを体験する
 4.グループワークの難しさと楽しさを予感する

第5章 グループワークの序盤で心がけること
 1.相手の立場になって考えることの大切さを体験する
 2.唯一無二の正解,最適解に拘泥しない姿勢を学ぶ
 3.意思伝達の難しさを体験する・情報の可視化の必要性を実感する
 4.情報の可視化の方法は一つとは限らないことを知る
 5.情報の要不要の判断に留意する
 6.判断するための選択肢の数を増やす
 7.多数決に頼らない合意形成

第6章 スモールワークで大切なことを再確認する
 1.相手の立場になって考えることの大切さを再確認する
 2.多面的に物事をとらえることの大切さを再確認する
 3.目の前にない情報の存在に気づくことの大切さを確認する
 4.水平思考が大切であることを確認する

第7章 グループワークにアクセントを
 1.他のグループの動向を知る
 2.自分たちのグループワークの現在地と目的地を把握する
 3.「自分史」を描く

第8章 コミュニケーションのチャンネルを増やそう
 1.学生と教師の意思疎通のチャンネルを創る
 2.卒業生が参加する機会を設ける
 3.学生の提案を授業運営・授業内容に反映させる
 4.学生にロールモデルを演じてもらう

索引

COLUMN
 [ここで一息]グループワークで学生も教員も笑顔になる
 [ティータイム]教えない勇気
 [おやつの時間]転ばぬ杖は必要?
 [ちょっとより道]学生を信じて一任する
 [コーヒーブレイク]グループワークの目的と目標(インパクトシート)
 [デザートはいかが?]卒業生が参加する授業
 [ひとやすみ]学生が創る授業