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外来でよく診る

病気スレスレな症例への生活処方箋-エビデンスとバリューに基づく対応策

病気スレスレな症例への生活処方箋-エビデンスとバリューに基づく対応策
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筆頭著者 浦島 充佳 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-63593-6

電子版発売日 2018年7月2日

ページ数 212

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-03593-4

印刷版発行年月 2018年6月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260635936

書籍・雑誌概要

一般内科外来には、ガイドラインでグレー(治療適応かどうかギリギリ)な症例も多く来院し、医師にとっては対応が難しいケースとなっている。しかし、そんなグレーな症例も、エビデンスとバリュー(患者の価値観)を基盤としたアプローチにより診療の幅は広がり、患者の満足度は上がる。外来で多く出会う生活習慣病の症例を中心に、「生活処方箋」というあらたな武器を示しながら、生活習慣病の新しい診療戦略をわかりやすく示す。

目次

まえがき

イントロダクション
 病気スレスレな症例への生活処方箋─エビデンスとバリューに基づく対応策

外来でよく診る病気スレスレな症例への生活処方箋
 ─エビデンスとバリューに基づく対応策
 第1章【高血圧症】
  血圧が高めなので薬を飲んだほうがいいですか?
 第2章【脂質異常症】
  健診で血清脂質の異常を指摘されました。心筋梗塞や脳卒中が心配です。
   検査値をよくする方法はありますか?
 第3章【肥満症】
  体重を減らしても,すぐにリバウンドしてしまいます
 第4章【糖尿病】
  健診で血糖値がやや高いことを指摘されました。糖尿病は予防できますか?
 第5章【慢性閉塞性肺疾患(COPD)】
  階段を昇るときや歩いているとき,息が上がります
 第6章【閉塞性睡眠時無呼吸(睡眠時無呼吸症候群)】
  寝ているとき「いびきがうるさく,時々息が止まる」と妻に指摘されました
 第7章【過敏性腸症候群】
  左下腹部の痛みと,軟便が数カ月続いています
 第8章【一過性脳虚血発作】
  軽い脳卒中を起こしましたが無事に退院できました
 第9章【安定狭心症】
  運動時に胸骨の下あたりに違和感があります
 第10章【骨粗鬆症】
  保健所で骨の検診を受けたら骨粗鬆症と言われました
 第11章【椎間板ヘルニア】
  重いものを持ち上げたとき腰を痛めました
 第12章【肩痛(肩インピンジメント症候群)】
  お皿を棚の高いところに戻すとき肩が痛みます
 第13章【膝痛(膝の骨関節炎)】
  階段の昇り降りをする際,膝が痛みます
 第14章【軽度認知症(認知症)】
  最近よく物忘れをするんです
 第15章【がん】
  大腸がんを予防したいのですが,スクリーニング検査を受ければ十分ですか?

索引

Theエビデンス
 [第1章]
  血圧がさほど高くない患者さんに降圧薬は不要(HOPE 3)
  1日3gの減塩は,降圧薬使用に匹敵する
  DASHが降圧には最も効果的
  それほど厳しい塩分制限は必要ない
  過剰摂取を減らすのは効果的,しかし厳しい塩分制限は効果薄
  DASH+運動が最強の降圧効果
 [第2章]
  座っている時間が長い人の運動不足は,どれくらい運動すれば解消されるのか?
  ゆっくり長い時間ジョギングするのと,速く短い時間走るのとではどちらがよいか?
  運動しすぎもよくないのでは?
 [第3章]
  低脂肪・低炭水化物・地中海料理ダイエット,それぞれのダイエットの特徴は?
  本当にアトキンスダイエットがいちばんよいのか?
  リバウンドしにくいダイエット法とは?
 [第4章]
  メトホルミンと減量,どちらが糖尿病発症予防効果があるのか?
  脂質は量ではなく質である
  散歩は糖尿病発症を予防する!
 [第5章]
  定期的運動はCOPD4年生存率を延長する
  定期的運動はCOPD患者の入院・死亡リスクを約30%下げる
  PM2.5やオゾンにみる大気汚染もCOPDを増やしている
 [第6章]
  睡眠時無呼吸の診断に専門医による終夜睡眠ポリグラフが必要か?
  CPAPは心血管イベントを防がない
  運動と食生活での症状改善
  口腔,下咽頭筋のトレーニング
  ディジュリドゥ
 [第7章]
  FODMAPの少ない食事とは?
  FODMAPの少ない食事でIBSの症状は改善
  グルテンフリー食でIBSの症状は改善
  プラセボでもIBSの症状は改善
 [第8章]
  いまだに抗血小板薬(アスピリン,モカグレロール)(+ジピリダモール)の
   脳梗塞予防効果は大きい
  TIAあるいは脳卒中後の適正血圧とは?
  週に3回以上の激しい運動または週5回以上の中等度の運動が有効
  野菜,果物,玄米,減塩が基本
  ロカボが有効
  過労は脳梗塞のリスクである
 [第9章]
  野菜,果物,豆は心血管疾患以外の疾患による死亡率を抑制する
  高脂肪,低炭水化物が死亡率を減らす
  毎日運動することが大切→休日まとめて運動し過ぎは逆効果
 [第10章]
  日常的身体運動の効果
  筋トレの効果
  減量+有酸素運動はかえって骨密度を下げる
  転倒予防には,バランス練習が最も効果的
  転倒予防には,ビタミンDも有効
 [第11章]
  坐骨神経痛を伴う椎間板ヘルニアに手術は有効か?
  急性腰痛時はベッド上安静か,それとも身体を動かしたほうがよいのか?
  急性の椎間板ヘルニアでは安静にするべきか?
  慢性腰痛に対する鍼治療は有効か?
  慢性腰痛でストレッチや筋トレは禁忌か,奨励か?
  慢性腰痛に対するマインドフルネス・ストレス軽減法,認知行動療法,
   一般診療の効果比較
  再発予防
 [第12章]
  肩関節へのステロイド局所注射は有効か?
  慢性インピンジメントに肩の運動療法は有効か?
 [第13章]
  半月板変性断裂に対して手術するべきか?
  膝の骨関節炎に対して食事療法,運動療法,どちらが有効か?
 [第14章]
  アルコールは海馬を萎縮させる
  運動不足が先か,認知機能低下が先か?
  最近注目の食事療法:MINDとは?
 [第15章]
  便潜血検査による大腸がんスクリーニングは有効か?
  S状結腸内視鏡検査を受ければ長生きできるか?
  赤身肉,加工肉,レバーは大腸がんの発症リスクである
  運動で大腸がん発症を予防できる
  大腸がんになった場合でも再発・死亡を予防できる

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