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誤嚥性肺炎の予防とケア

7つの多面的アプローチをはじめよう

誤嚥性肺炎の予防とケア
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筆頭著者 前田 圭介 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-63232-4

電子版発売日 2017年10月2日

ページ数 144

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-03232-2

印刷版発行年月 2017年9月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260632324

書籍・雑誌概要

高齢社会で増加の一途をたどる誤嚥性肺炎。誤嚥性肺炎を予防し、最良の治療効果をもたらすために、ケア提供者が行うべきことは何か? 本書では、3つの柱(口腔ケア・リハビリテーション・栄養管理)+3つの工夫(食形態・ポジショニング・薬剤)+食事介助技術から構成される7つの多面的アプローチを紹介。あなたにできることがみえてくる1冊!

目次

はじめに

第1部 誤嚥性肺炎の予防とケアのための基礎知識
 第1章 誤嚥性肺炎の基礎知識
  ・誤嚥性肺炎とは
  ・誤嚥性肺炎の発症にはさまざまな要因が関与する
  ・誤嚥性肺炎の発症にかかわる要因,さらに詳しく
 第2章 3つの柱・3つの工夫・食事介助法についての総論
  ・誤嚥性肺炎の予防とケアにおける7つの多面的アプローチ
  ・食事介助技術を習得する必要性

第2部 誤嚥性肺炎の予防とケアの3つの柱
 第3章 3つの柱 (1)口腔ケア
  ・口腔ケアは口腔保清と機能的口腔ケアからなる
  ・口腔内細菌について
  ・唾液の役割を知る
  ・義歯不適合の影響
  ・義歯装着と清掃
  ・口腔保清
  ・ケア提供者が行う機能的口腔ケア(口腔のリハビリテーション)
  ・自立している方向けの機能的口腔ケア(1)
  ・自立している方向けの機能的口腔ケア(2)
  ・要介助者への口腔ケア
  ・禁食中の口腔衛生
 第4章 3つの柱 (2)リハビリテーション
  ・リハビリテーションとは
  ・誤嚥性肺炎の予防とケアとしてのリハビリテーション
  ・マンツーマンで行うリハビリテーション
  ・集団で行うリハビリテーション(1)
  ・集団で行うリハビリテーション(2)遊びリテーション
  ・日中の離床
  ・日中の起床
 第5章 3つの柱 (3)栄養管理
  ・脱水と感染症
  ・タンパク質と筋肉
  ・栄養量目標(カロリー)
  ・栄養評価方法あれこれ
  ・リハビリテーション栄養
  ・リハ栄養の実践(1)フレイル高齢者編
  ・リハ栄養の実践(2)要介護高齢者編
  ・リハ栄養の実践(3)寝たきり高齢者編

第3部 誤嚥性肺炎の予防とケアの3つの工夫
 第6章 3つの工夫 (1)食形態
  ・食形態の工夫
  ・調整食の一歩進んだ工夫
  ・食形態の指標あれこれ
  ・とろみ剤・ゲル化剤のあれこれ
  ・義歯調整と食形態
 第7章 3つの工夫 (2)ポジショニング
  ・ポジショニングの工夫
  ・要介護者の座り方
  ・頸部前屈位
  ・頸部拘縮に対するアプローチ
 第8章 3つの工夫 (3)薬剤
  ・薬剤の工夫
  ・悪影響を及ぼす可能性のある薬(1)唾液編
  ・悪影響を及ぼす可能性のある薬(2)その他
  ・よい影響をもたらす可能性のある薬

第4部 食事介助法
 第9章 誤嚥リスクを最小限にする食事介助技術
  ・食事介助技術
  ・食べる環境づくり
  ・食べる姿勢
  ・食器配置と食物認知
  ・食具操作
  ・セルフケア支援
  ・代償法
  ・重度認知症患者の食事介助
 第10章 食支援促進ツール(KTバランスチャート)
  1 食べる意欲
  2 全身状態
  3 呼吸状態
  4 口腔状態
  5 認知機能(食事中)
  6 咀嚼・送り込み
  7 嚥下
  8 姿勢・耐久性
  9 食事動作
  10 活動
  11 摂食状況レベル
  12 食物形態
  13 栄養

索引

COLUMN
 ・誤嚥性肺炎の診断方法
 ・食べたら誤嚥性肺炎が起こるのか?
 ・摂食嚥下運動のメカニズム
 ・リフィーディング症候群に注意
 ・摂食嚥下機能評価
 ・不顕性誤嚥の評価法
 ・評価者によるスコアの違い
 ・多職種チーム3種類