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精神看護 Vol.21 No.6

特集 認知症高齢者へ、こんな対応の工夫により身体拘束をせずに乗り切っています

精神看護 Vol.21 No.6
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医学書院

電子版ISSN 1347-8370

電子版発売日 2018年11月5日

ページ数 118

判型 B5

印刷版ISSN 1343-2761

印刷版発行年月 2018年10月

書籍・雑誌概要

特集 認知症高齢者へ、こんな対応の工夫により身体拘束をせずに乗り切っています 病院での身体拘束がデータ上増加しています。これは今まであやふやだったものも身体拘束として報告するようになったためという説もあり、増えているのではなく、もともと多かったし、実際の身体拘束はもっと多いだろうとも言われています。ただ、身体拘束が減っていない理由として確実に言えるのは、認知症患者の入院が増えたことです。スタッフは誰も、やりたくて自由を奪っているわけではありません。「縛るしかない」と思い込み、“必要悪”として“仕方なく”行っているのだと思います。しかしそれにより自らの自尊感情も下がり、患者さんへのケアが逆に増え、患者さんからの悪感情を受け……という悪循環に陥っています。そこでこの特集では、認知症高齢者が入院してきた場合でも、身体拘束をせずに治療と看護を実践できるようになった病院に、そのやり方、発想の転換、実現できた経緯、試行錯誤などを教えていただきました。

目次


病院での身体拘束がデータ上増加しています。これは今まであやふやだったものも身体拘束として報告するようになったためという説もあり、増えているのではなく、もともと多かったし、実際の身体拘束はもっと多いだろうとも言われています。ただ、身体拘束が減っていない理由として確実に言えるのは、認知症患者の入院が増えたことです。スタッフは誰も、やりたくて自由を奪っているわけではありません。「縛るしかない」と思い込み、“必要悪”として“仕方なく”行っているのだと思います。しかしそれにより自らの自尊感情も下がり、患者さんへのケアが逆に増え、患者さんからの悪感情を受け……という悪循環に陥っています。そこでこの特集では、認知症高齢者が入院してきた場合でも、身体拘束をせずに治療と看護を実践できるようになった病院に、そのやり方、発想の転換、実現できた経緯、試行錯誤などを教えていただきました。

■医療安全から患者安全へ。患者中心の価値観へ転換を
小林 美和
■認知症高齢者の特性3つを踏まえた具体的な看護支援を解説します
畠山 卓也
■「快」と「安心感」をヒントに考える認知症高齢者への身体拘束を減らすための工夫
小林 美亜
■カギは医療者の“こころ”にある
田邉 友也
■阪和いずみ病院ではどのようにして安全ベルト廃止に取り組んだか
田邉 友也



■取材レポート
ハーバー研究所はエイブルアート・カンパニーと協働で、
 障害のある人のためのスキンケア&メイク講座を開催しています
本誌編集部
■特別記事
「新しい人間主義」の潮流、四大思想
 オープンダイアローグ/ユマニチュード/ハームリダクション/ハウジングファースト
斎藤 環
レポート漫画 オープンダイアローグを受けてわかったこと
水谷 緑
■レポート
依存症医療は今、ハームリダクションに切り替わっています
小林 桜児



[新連載]
●栄養学的アプローチと精神科看護…1
血糖と精神との関係
高原 健一
[連載]
●間の間…3
間投詞異文化交流
伊藤 亜紗
●これが長谷川病院のセルフケア看護モデルをベースにした看護だ…2
その人らしさを支えるためにどのように看護情報を収集し、アセスメントしているか
後藤 優子、五味 麻里、細谷 真由
●訪問看護で出会う“横綱”級ケースにくじけないための技と型、教えます…9
本人の試行錯誤が周りを振り回しているかに見えるケース
小瀬古 伸幸
●MSEを「穴埋め式看護記録」で練習してみよう…2
双極性障害:躁状態のケース
小野 悟、武藤 教志
●栄養精神医学…5
《特別インタビュー編》その1 栄養型うつ
 食事がメンタルヘルスに関係していることに気づいてほしい
奥平 智之
●当事者研究のスキルバンク…8
本日の研究者:長門浩二さん 本日のスキル:苦労のフィールド調査活用法
べてるの家

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