特集 婦人科腫瘍の新たな治療戦略
卵巣がんの新たな治療戦略 ―免疫チェックポイント阻害薬―
濵西 潤三
1
1京都大学医学部附属病院産科婦人科 講師
キーワード：
免疫チェックポイント
,
PD-1
,
PD-L1
,
がん免疫療法
,
バイオマーカー
Keyword:
免疫チェックポイント
,
PD-1
,
PD-L1
,
がん免疫療法
,
バイオマーカー
pp.25-31
発行日 2019年2月20日
Published Date 2019/2/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.37.02_0025-0031
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がん免疫療法は，がん治療の一角を担う重要なツールになりつつあり，卵巣がんに対しても新たな治療戦略として非常に注目されている。特にT細胞性免疫を抑制する補助シグナル(免疫チェックポイント)programmed cell death-1(PD-1)/PD-1リガンド(PD-L1)経路の阻害薬の臨床応用が進んでおり，他の固形腫瘍と同様に，単剤だけではなく他のがん治療薬との併用療法による適応承認・拡大に向けた動きも加速している。本稿では卵巣がんに対する免疫チェックポイントPD-1経路阻害薬開発の現状について概説する。「KEY WORDS」免疫チェックポイント，PD-1，PD-L1，がん免疫療法，バイオマーカー
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