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ハート先生の心電図レクチャー 基礎編

ハート先生の心電図レクチャー 基礎編
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筆頭著者 市田 聡 (著)

照林社

電子版ISBN

電子版発売日 2024年5月15日

ページ数 160

判型 B5判

印刷版ISBN 978-4-7965-2618-0

印刷版発行年月 2024年5月

DOI https://doi.org/10.32249/9784796526180

書籍・雑誌概要

心電図と聞くだけで、「難しい」「わからない」「できれば避けて通りたい」と思っている人にこそ読んでほしい

循環器系の病棟に限らず、ほぼすべての診療科に心電図モニターがあります。看護師のみなさんも、波形を眺めて異常がないかどうかの判断をしなくてはならない場面に遭遇します。ところが学生時代に限らず、看護師が心電図を学ぶ機会は少なく、いきなり波形をみる現実に直面するのです。
心電図は見えない心臓の現象を波形にしたものですから、まずは心臓について学ぶことが大事です。本書では心臓の動きと心電図波形の出現が連動したハート先生オリジナルのイラストを中心に、目で見えない現象をできるだけ目で見て理解できるよう工夫しています。「病棟でモニター波形を見てみようかな」。読んだ後にそう思ってもらえたら、心電図学習の壁は1つクリアです。

【こんな本です】
 ■病棟を舞台に物語を読み進めながら、心電図を基礎から学べます。
 ■ハート先生オリジナルの図解で、心臓の動きと心電図波形の成り立ちをイメージできます。
 ■「基礎編」としていますが、臨床に活かせるレベルです。モニター心電図と12誘導心電図に加え、ペースメーカの心電図まで入っています。

目次

1 心電図波形をつくる原動力
2 仕事の号令を発し、伝える能力
3 心電図の波形はどのようにできるのか
4 興奮の伝播と心電図波形の関係
5 誘導法の基本①:四肢誘導の目の位置
6 誘導法の基本②:胸部誘導の目の位置
7 正常12誘導の特徴
8 心電図波形が描かれる原則
9 12誘導心電図検査の手順
10 12誘導心電図の役割が発揮される場面
11 12誘導心電図で虚血性心疾患を判定する
12 心電図の波の大きさの変化
13 心電図モニター誘導のとらえ方
14 基本の心電図波形と正常洞調律
15 心臓のポンプとしての役割
16 心拍数の数え方
17 致死性不整脈の救命処置
18 だまされてしまう波形
19 体位の変化に伴う心電図波形の変化
20 ペースメーカの役割
21 ペースメーカの分類コードとその意味
22 ペーシング心電図波形の特徴
23 ペースメーカがうまく機能しないとき
24 電解質の異常と心電図変化

[本書に登場する不整脈]
洞性頻脈
洞性徐脈
洞不全症候群 SSS
逸脱収縮[補充収縮]
上室性期外収縮 SVPC
心室性期外収縮 PVC or VPC
二段脈
三段脈
心房性期外収縮 PAC
右脚ブロック RBBB
左脚ブロック LBBB
左脚前枝ブロック LAH
左脚後枝ブロック LPH
房室接合部性調律
発作性上室性頻拍 PSVT
心室頻拍 VT
心室細動 VF
QT延長症候群
ブルガダ(Brugada)症候群
心房細動 AF
心房粗動 AFL
WPW症候群
房室ブロック A-V block
第1度房室ブロック
第2度房室ブロック[不完全房室ブロック]
第3度房室ブロック[完全房室ブロック]