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これからのIPE(専門職連携教育)ガイドブック

これからのIPE(専門職連携教育)ガイドブック
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筆頭著者 酒井 郁子 井出 成美 朝比奈 真由美 (編)

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-21026-8

電子版発売日 2023年7月3日

ページ数 224

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-23467-7

印刷版発行年月 2023年6月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524234677

書籍・雑誌概要

これからの専門職教育に求められる,実現可能なIPEを実装するためのガイドブック.千葉大学専門職連携教育研究センターの15年以上の取り組みをもとに,各教育機関の理念に沿ったカリキュラム設計や管理方法,実施者・協力者を巻き込みチームを形成するためのノウハウ,さらに実習を効果的に進行させるための授業開発などを具体的に解説.多岐にわたるIPE導入および運営上の課題を乗り越え,自信をもってIPE教育を構築・推進できるようになる一冊.

目次

【内容目次】
 第1章 IPEをスタートさせ軌道に乗せる
 1 IPEをスタートさせ軌道に乗せるための準備
  A スタートする前に,教員がIPEを理解し説明できるようになる
  B 私たちのIPEを作るためにみんなで考え共有する
 2 IPEを実装する
  A IPE発展のプロセスを理解しよう
  B IPEを実装する際のポイントを理解して進めよう
  C IPEをカリキュラムとして開発しマネジメントしよう
  D IPEを規制し阻害する要因を理解しよう
  E 教職員のインタープロフェッショナルな社会化が成功のカギを握る
  ■ピットフォール■ 教員の温度差問題
  ■コラム■ 他の大学とカウンターパートを組む目的と運営の実際
  ■コラム■ 日本におけるIPE実装の状況と課題
  ■コラム■ チャンピオンを探せ
 3 IPE運営拠点の形成と運営
  A IPE運営拠点の役割
  B IPE運営拠点に備えるべき機能と必要な会議体
  C IPE運営拠点の開発に必要な教訓
  D IPE運営拠点の持続的発展のために必要な教訓とは

第2章 IPEの組み立て方と教育の実際
 1 教育プログラム設計の基礎
  A 大学教育とカリキュラム,プログラム
  B カリキュラムの目的と編成権
  C 3つのポリシーと学部教育カリキュラム
  D カリキュラムの体系化
  E 授業設計(コースデザイン)
  F カリキュラム編成のパターン
  G カリキュラムと学習の評価
  H 特別な目的をもった教育プログラム
 2 IPEのデザイン
  A インストラクショナル・デザインの基本
  B IPEへのインストラクショナル・デザイン実装例
  ■ピットフォール■ ロジの構築をどうするのかの問題
  ■ピットフォール■ 「IDって難しくてわかりません」と言われるのですが,どうしたらいいのでしょうか
 3 クラスルームIPE授業コンテンツの開発
  A クラスルームIPEに入れ込むべき学習内容
  B 学習とリフレクション
  C コミュニケーション
  D 患者利用者中心性
  E チームワーク
  F 地域包括ケアシステムにおける多職種多機関連携
  G IPEの教育実践例
 4 IPE授業の手法
  A 協働学習とアクティブラーニング
  B アクティブラーニングを促す課題の与え方,授業運営の8つのTips
  C 教員によるグループ・ファシリテーション
  D オンラインでのIPEにおけるファシリテーションのコツ
  ■コラム■ 「たこつぼ」現象に気を付ける
  ■コラム■ 隠れたカリキュラム(Hidden Curriculum)
 5 臨地IPE実習の企画運営と実際
  A 地域セッティングでの臨地IPE実習
  B 病院セッティングでの臨地IPE実習
 6 ICTを活用したIPE
  A ICTとは何か
  B ICT,その帰結点の1つとしてのオンライン教育にまつわる固定観念
  C IPEにおけるICTの活用事例
  D 各機関を取り巻く状況の確認とファカルティ・ディベロップメント
  ■ピットフォール■ ICTを活用したIPEで学生が満足する要因,不満足になる要因
 7 教員と職員を対象としたIPEのための研修
  A ファカルティ・ディベロップメントとは
  B ファカルティ・ディベロップメントの対象
  C ファカルティ・ディベロップメントの開催形式
  D ファカルティ・ディベロップメントの形態
  E ファカルティ・ディベロップメントが与える影響
  F ファカルティ・ディベロップメントで遭遇する課題
  G IPEにおけるファカルティ・ディベロップメントの実践例
 8 継続教育としてのIPE
  A 大学院におけるIPE
  B 現任教育としてのIPE/IPL
  ■コラム■ 回復期リハ病棟での現任IPEプロジェクトの実際と効果

第3章 IPEの評価
 1 IPE教育プログラムの評価
  A 教育プログラムと評価
  B プログラム評価の特徴
  C プログラム評価の種類
  D ロジック・モデルとIPE
  E IPEプログラムと基準
  F 教育プログラム評価とInstitutional Research
 2 IPEカリキュラム評価
  A 自校のIPEカリキュラム評価
  B 自校のIPEカリキュラム改定と評価の実際
  C IPEカリキュラムの評価とインパクト
 3 IPEの学修者評価
  A 学修者評価の要素
  B IPE科目の学修者評価の実際(千葉大学における実践)
  4 IPEのアウトカム評価
  A IPEのアウトカムとは
  B IPEのアウトカム指標
  C IPEのアウトカム評価の課題

第4章 IPEをより深く理解する
 1 IPEの歴史と発展
  A IPE前史:ブリティッシュ・コロンビア大学での取り組み
  B IPE前史:日本の「チーム医療教育」
  C IPE黎明期:国際的な動向
  D IPE黎明期:日本でのIPEの始まりと普及
  E IPE発展期:日本での取り組み
  F IPE後史:未来に向けた課題
  ■コラム■ 「協働」の意味するところ
 2 IPEを支える理論
  A 学習理論
  B IPE・IPCPを支える社会心理学理論
  C IPEにおける学習理論,社会学的理論の活用
  ■コラム■ 人種差別と接触仮説
 3 世界のIPE,アジアのIPE,日本のIPE
  A 世界のIPE
  B 海外諸国のIPE
  C 日本のIPE

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